『奇跡の2000マイル(原題:Tracks)』あらすじ・感想【そうだ、旅に出よう】 | The Bird's Nest Hair  
【2020/03/04】New Article Update!

『奇跡の2000マイル(原題:Tracks)』あらすじ・感想【そうだ、旅に出よう】

2013年公開のオーストラリア映画『奇跡の2000マイル(原題:Tracks)』のあらすじ・感想をまとめています。

主演は『アリス・イン・ワールズエンド』のアリス役で有名な、ミア・ワシコウスカ。

そして今や飛ぶ鳥を落とす勢いの演技派、アダム・ドライバーも出演しています。

過酷な自然環境で撮影された雄大なオーストラリアの姿に、あなたもきっと、心揺さぶられるでしょう。

『奇跡の2000マイル』スタッフ&キャスト

(C)2013 SEE-SAW (TRACKS) HOLDINGS PTY LIMITED, A.P. FACILITIES PTY LIMITED, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, SCREEN NSW AND ADELAIDE FILM FESTIVAL

『奇跡の2000マイル』スタッフ

『奇跡の2000マイル』スタッフ
監督ジョン・カラン
原作ロビン・デヴィッドソン
脚本マリオン・ネルソン
撮影マンディ・ウォーカー
音楽ガース・スティーブンソン

『奇跡の2000マイル』キャスト

『奇跡の2000マイル』キャスト
ロビン・デヴィッドソンミア・ワシコウスカ
リック・スモランアダム・ドライバー

ミア・ワシコウスカ

ティムバートン監督作『アリス・イン・ワンダーランド』のアリス役に大抜擢され、一躍世界的な女優になったオーストラリア出身のミア・ワシコウスカ。

本作『奇跡の2000マイル』のロビン・デヴィッドソン役でみせた圧巻の演技は、世界中の評論家たちから絶賛を集め、演技派としての評価を確固たるものにしました。

アダム・ドライバー

原作にも登場する実在の人物(ナショナルジオグラフィック協会のカメラマン)を演じるのはアダム・ドライバー。

名作にアダム・ドライバーの姿ありです。

アダム・ドライバーのその他の出演作品の感想▼
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『奇跡の2000マイル』あらすじ

(C)2013 SEE-SAW (TRACKS) HOLDINGS PTY LIMITED, A.P. FACILITIES PTY LIMITED, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, SCREEN NSW AND ADELAIDE FILM FESTIVAL

1977年。オーストラリア。

20代も半ばに差し掛かったロビン(ミア・ワシコウスカ)は、人生に生きづらさを感じていた。

毎日の人付き合い。別に人が嫌いなわけじゃないけど、ただ少し疲れただけ…。

そんな彼女は、ある日閃いた。

「旅にでよう。」

どうせならまだ誰もしたことがないような大冒険をしよう。

オーストラリア大陸に横たわる砂漠を横断する旅。その距離、約2000マイル(3200キロ)。

決断してからのロビンは早かった。

愛犬ディキティ(黒のラブラドールレトリバー)とともに、オーストラリア中央部に位置する街、始まりの街アリス・スプリングスにやってきた。

牧場で住み込みバイトをし、ラクダとともに砂漠で生き抜く術を学ぶ。

約1年間、彼女はラクダの調教を学んだ。

そして、迎えた旅たちの日。

ラクダ4頭と愛犬ディキティとともに、遂に彼女の2000マイルの旅が始まる。

街から街へ、人から人へ…

砂漠の旅のかけがえのない出会い、繋がり、経験…

もちろん良いことばかりではない、大陸横断、砂漠を超えてインド洋を目指す彼女の旅は、想像をはるかに超えるほど過酷なものだった。

ロビンの旅を追い続けたナショナルジオグラフィック協会のカメラマン、リック・スモラン(アダム・ドライバー)によって、彼女の存在と旅が世界に広く知られることになる。

「キャメルレディ」

いつしか、ロビンは、世間からそう呼ばれるようになっていた。

『奇跡の2000マイル』感想

(C)2013 SEE-SAW (TRACKS) HOLDINGS PTY LIMITED, A.P. FACILITIES PTY LIMITED, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, SCREEN NSW AND ADELAIDE FILM FESTIVAL

「挑戦」すること、それが「旅」。

「旅」とは「挑戦すること」です。

ロビンは、オーストラリア中央部から砂漠を横断してインド洋を目指し、そして、見事にたどり着きました。

ロビンにとっての「旅」は、A地点からスタートしてB地点を目指す「移動」ではなく、彼女にとっての未知への「挑戦」、道なき道を進むことでした。

「旅」とは「挑戦すること」です。

転職して新しい職を始めること、目指すもののために勉強すること、新しい趣味をはじめてみること…全て「旅」です。

自分にとって未知のものに立ち向かっていくこと、全てが「旅」です。

「最近、本気で旅をしたか?」僕は、自問自答しました。

オーストラリアの大自然

『奇跡の2000マイル』は、オーストラリアを強く感じさせる作品です。

オーストラリア各地で大がかりなロケーションを敢行して撮影された映像は、生身のオーストラリアがありありと映し出されています。

物資の運送が困難なほど険しい岩場、草原、砂漠では、35ミリのフィルムカメラを使用。そのため、ロビンや動物たちをゼロ距離で感じることができます。ラクダの匂い、砂を含んだ風、砂漠の厳しい熱気…まるで自分も彼女たちと旅をしているかのようです。

反射的に喉が渇きます。

ミア・ワシコウスカの圧巻の演技

主演ミア・ワシコウスカの演技を超えた演技が、やや単調にも感じてしまう物語に大きな起伏をもたらしています。

ときには砂漠のど真ん中のオアシスのように優しく、ときには地獄の業火のように照り付ける灼熱の太陽のように激しく、ときには満天の星空のように穏やかに…

この映画を「奇跡」だというのなら、それは、の演技そのものが奇跡です。

私は17歳以降、オーストラリアの映画に出演した事がなかったの。だから、私のルーツやオーストラリアの映画界と再びつながったように感じたわ。

映画撮影から何ヶ月もしないうちに、オーストラリアにとどまり、そこで暮らそうと思ったの。

私個人にとっても、この映画はとても重要なものになったわ。だって、私の映画の世界と私の故郷の世界はずっと別でしたもの。

ミア・ワシコウスカ


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『奇跡の2000マイル』という邦題に一言

(C)2013 SEE-SAW (TRACKS) HOLDINGS PTY LIMITED, A.P. FACILITIES PTY LIMITED, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, SCREEN NSW AND ADELAIDE FILM FESTIVAL

僕がこの映画にひとつだけ不満があるとすれば、それは邦題です。

『2000マイルの奇跡』、原題は『Tracks 』です。これは、本作の原作となったロビン・デヴィッドソンの自伝『Tracks』から付けられたものです。

『奇跡の2000マイル』と放題をつけた担当者は、本作を観て「奇跡」だと感じたのでしょうか?

確かに奇跡のような、嘘のようなオーストラリアの景色が全編にわたって映し出される映像は圧巻です。旅好きの方ならこの映像だけでも一見の価値はあるでしょう。

しかし、彼女の旅路自体は奇跡でもなんでもありません。

【奇跡】

奇跡は、人間の力や自然法則を超え、神など超自然のものとされるできごと。

出典: フリー百科事典

旅を完結させたのは、ロビン・デヴィッドソン、彼女自身です。神ではありません。

ひとりの人間、1匹の犬、4頭のラクダ、そして、彼女が出会い彼女を支えた人々との繋がり…

それこそが、彼女をインド洋まで導いたのです。そこに、奇跡や神が入り込む隙間は1mmもありません。

「奇跡」という言葉をどうしても使いたかったのなら、せめて、『2000マイルの「軌跡」』とするべきだったと思います。

  • 『明日に向って撃て!』/原題: Butch Cassidy and the Sundance Kid
  • 『俺たちに明日はない』/原題:Bonnie and Clyde
  • 『さらば青春の光』/原題::Quadrophenia
  • 『天使にラブソングを』/原題: Sister Act
  • 『あるいは裏切りという名の犬』/原題:36 Quai des Orfèvres
  • 『アパートの鍵貸します』/原題: The Apartment
  • 『あの頃ペニーレインと』/原題:Almost Famous
  • 『君に読む物語』/原題: The Notebook
  • 『悪魔のいけにえ』/原題:The Texas Chain Saw Massacre

日本語が持つ美しさや力強さによって、作品の魅力を引き出す邦題はいくつもあります。

しかし、残念ながら本作はそれには含まれませんね。

『Tracks』では、人が入らないことは理解できますが…

すみません…ただの愚痴です。

あとがき

(C)2013 SEE-SAW (TRACKS) HOLDINGS PTY LIMITED, A.P. FACILITIES PTY LIMITED, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, SCREEN NSW AND ADELAIDE FILM FESTIVAL

僕は、海外をひとりで旅行することが趣味です。

さすがにロビンのような過酷な旅は経験ありませんが、バックパックを担いで何ヵ国かを巡る、そんな旅が好きです。

パスポートを盗まれたり、お金を盗まれたり、突然追いかけられて恐喝されたり…

海外をひとりで回っていると、人間の醜い部分にがっかりすることもありますが。

でも、それ以上に、人間の優しさを肌で感じることができます。他人との繋がりを感じることができます。

ロビンは、生き抜くため、旅を完結されるために、リックから差し出された手(支援)を受け入れます。

俗世間の繋がりの象徴だったリックを受け入れることで、ロビンは流れに逆らわない柔軟さ、真の自由を手に入れます。

結局、人はひとりでは生きてはいけません。誰かと繋がる必要があります。

だったら、拒むのではなく繋がればいい。

風や水や砂のように緩やかに、流れに逆らわず、そっと繋がっていればいい。


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