映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』あらすじ・見どころ・感想【11,000メートルの空の旅】 | The Bird's Nest Hair  
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映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』あらすじ・見どころ・感想【11,000メートルの空の旅】

家族、友人、同僚、街行く人々…

家、会社、街…

生活、仕事、日々の暮らし…

少し、疲れることもあります。

そんなとき、こう思います。

「自分しかいない場所に行きたい」

「他人の存在がない、宇宙のような場所に行きたい」

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』は、僕を、まさに、“その場所”まで連れていってくれました。

本記事では、『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』のあらすじ・感想をまとめています。

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』の評価

Photo: ©Amazon/Courtesy Everett Collection

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』のレビュー
演出
(4.0)
音楽
(3.0)
ストーリー
(4.0)
キャスト
(5.0)
リピート
(4.0)
総合評価
(4.0)

主演のフェリシティ・ジョーンズとエディ・レッドメインの演技はさすがの一言。

終盤、人類が存在するはずのない世界に上り詰めてからの演技は、とくに素晴らしいです。

2人の名演技と、無駄のないシンプルなストーリー、美しい映像が相まって終始安定して楽しめる作分です。

ただ、演出と音楽がやや過剰、というか大げさ。

音楽に関しては「ハイ、ここで盛り上がって」「ハイ、ここで感動して」という押しつけがましさを感じてしまいました。

文句のつけようがないパーフェクトない映画ではありませんが、主演俳優二人の演技と素晴らしい映像が、人類の知的好奇心と、なによりロマンをかきたてます。

FT

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『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』スタッフ&キャスト

Photo: ©Amazon/Courtesy Everett Collection

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』スタッフ

スタッフ
監督トム・ハーパー
脚本ジャック・ソーン
製作トム・ハーパー/トッド・リーバーマン/デヴィッド・ホバーマン
撮影ジョージ・スティール
音楽スティーヴン・プライス

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』キャスト

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』キャスト
ジェームズ・グレーシャーエディ・レッドメイン
アメリア・レンフェリシティ・ジョーンズ
ジョン・トリューヒメーシュ・パテル
アーサー・グレーシャートム・コートネイ

エディ・レッドメイン

『ファンタスティックビースト』役での魔法使い役も魅力的ですが、やはりどこか堅物な博士役が一番ハマるエディ・レッドメイン。

「あぁ、エディの博士だなぁ」という懐かしさとともに、さらに磨きがかかった演技力に脱帽。素晴らしい役者です。

フェリシティ・ジョーンズ

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でのヒロイン役が記憶に新しいフェリシティ・ジョーンズ。

世界が待ち望んだエディ・レッドメインとの再タッグは、ジョーンズ史上最も魅力的な戦う女性。

彼女の今回の敵は、地球そのもの。フェリシティ・ジョーンズの気迫のこもった演技に圧倒されます。


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『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』あらすじ

Photo: ©Amazon/Courtesy Everett Collection

高度12000メートルを体感!!人類の限界に挑む2人の運命は―。
奇跡の実話。興奮と感動の物語。

ジャンボジェットが実現してくれた人類の夢、高度10000mを超える空の旅。それを生身の身体で成し遂げた気象学者がいた。彼の名前はジェームズ・グレーシャー、時は1862年、イギリス。酸素ボンベ無しで気球に乗って、高度11277mまで上昇したのだが、これは現在でも破られていない記録なのだ。

ジェームズの目的は、気象予測を実現すること。その研究のために、大空で目にした一部始終を詳細な記録に残した。今を生きる私たちが、当たり前のように明日の天気を知ることが出来るのも、災害の警報を受け取ることが出来るのも、この飛行があってのことなのだ。

そんな人類の歴史の中でも重大な出来事を映画化したのは、ディズニーの実写版『美女と野獣』のプロデューサー、トッド・リーバーマン。企画に「惚れ込んだ」と語るリーバーマンの指揮のもと、高度11000m、気温マイナス50℃、酸素もほとんどない世界を、最先端の映像とドルビーアトモスのレコーディング技術で、リアルかつダイナミックに再現。スクリーンの前に座るだけで、どこまでも青い大空や太陽に輝く雲の美しい光景から、恐るべき嵐と極寒の世界、光輪や蝶の群れなど地上では目にできない神秘的な現象までを体験。

まるで気球に同乗しているかのような、臨場感を限界まで極めた体感型アドベンチャー・エンタテインメントの誕生!

公式HP

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』見どころ

Photo: ©Amazon/Courtesy Everett Collection

エディ・レッドメイン&フェリシティ・ジョーンズの演技合戦

やはり、本作最大の見どころは、フェリシティ・ジョーンズとエディ・レッドメイン、演俳優二人による息の合った名演技です。

『博士と彼女のセオリー』の共演で世界的な名声を得たエディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズが、奇跡の再タッグW主演!とあれば、映画好きとしては観ずにはいられません。

気球に吊り下げられた狭いバスケットの中でのシーンが劇中の約70%を占める本作、主演二人の相性は、作品の命綱でもあったはずです。

「エディと私は、まるでボクサーのようね」と、ジョーンズは語る。「私たちは、一緒にリングに戻れてとてもうれしかったの。私たちは、お互いを刺激して、常に様々なことを試し、お互いが満足する演技を見つけるまで続けるの。そんな慣れ親しんだ仕事相手とまた共演できて、素晴らしかったわ」(フェリシティ・ジョーンズ)

「このふたりには、親密さと情熱がなければ意味がなかった。フェリシティは気の毒だったよ!まるで、何カ月も小さな気球の中で僕と暮らしているようだった(笑)」(エディ・レッドメイン)

「このふたりには他の役者には望めない太い結びつきがある」(プロデューサー/トッド・リーバーマン)

高度900m、極限の撮影

監督トム・ハーパーが、『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』で最も成し遂げたかったこと、それは、「観客を、気球に乗ったような感覚につれていくこと」。

そのため、撮影は出来る限り空の上で行われたそうです。

中でも、本作最大の見どころでもある「高度10,000の天空でアメリアが気球の外面を登るシーン」は、極限のリアリティを出すために、フェリシティ
ジョーンズ自ら高度900mを飛んでいる気球の上に登って、撮影が行われたといいます。

高度900m、スカイツリーよりもさらに300m近い上空…

高所恐怖症の僕は、その数字を目にしただけでも震え上がります。

「フェリシティは、今まで仕事をした中でも最もタフな人だ。彼女はアクションスターで、疑う余地なく怖いもの知らずだ」(プロデューサー:トッド・リーバーマン)

「フェリシティがスタントに耐えながら、同時にアメリア・レンの優美さや繊細さを保ち続けた強さとスタミナは、見ていて本当に素晴らしかった」(監督:トム・ハーパー)

グレーシャーは博士を演じたエディ・レッドメインは、博士が高所で感じたことを理解するために、低酸素訓練を受け、高空で酸素が乏しくなった脳の感覚をシミュレーションしたそうです。

気球が凍るような寒さにまで登りつめた天空のシーンの撮影では、撮影所の中で気球の周りに冷却ボックスが作られて、撮影中に役者の息が白く見えるようにしていたそうなので、撮影は非常に過酷だったそうです。

さらに、ジョーンズとエディはテイクの合い間、氷の中に手を浸して身体的な冷えをキープ、劇中での二人の震えや青い唇は本物だといいます。

フェリシティ・ジョーンズとエディ・レッドメインが素晴らしい役者であることはもちろん知っていましたが、本作で魅せる二人の役者魂は、完全に常軌を逸してます。

世界初のガス気球の完璧なレプリカを一から建造

本作を撮影するにあたって、美術監督のデヴィッド・ヒンドルとクリスチャン・ヒューバンド率いる美術チームは、19世紀当時のガス気球を(しかも完全に機能する正確なレプリカを)一から建造しました。

これまでに映画で撮影された気球は、熱気球。しかし、今作で登場する気球は完全なガス気球。しかも、世界で初めて1800年のガス気球の完璧なレプリカ。

「僕は時々以前に手掛けた仕事で、どれがおもしろくて再挑戦したいかと考えることがある。本作はもう断トツの一番だ。だって、空を飛ぶ機械を設計することなんて、人生でないからね!」(美術監督:クリスチャン・ヒューバンド)

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』感想

Photo: ©Amazon/Courtesy Everett Collection

この作品の一番の魅力を一言でいえば、「ロマン」です。

バカでかい風船に藁を編み込んだバスケットをぶら下げただけの乗り物で高度11,000の天空に行くなんて、どう考えてもクレイジーです。

飛行機やヘリコプターのような、身を守る鉄のボディも何もありません。

雨が降れば濡れるし、高度があれば凍り付く。それらを防ぐ術は何もないのです。

唯一持ち合わせているものといえば、未知へのあくなき探求心と、絶対に諦めない強い心。

知的好奇心と勇気をもって未知に立ち向かうこと、人間だけに許された無謀な冒険…

これが、ロマンではなくてなんなのでしょう。

CGではない、本当の美しさ

製作費40億円という圧倒的予算をつぎ込ん作られた驚異の映像は、まさに圧巻。とてつもない没入感を生み出しています。

CGが当たり前になった時代だからこそ、可能な限りそれは使わない。

できることはすべて、この世界で実際にやってみる。

作り手の熱い思いが、画面から伝わります。

とくに高度10,000メートル超えの映像は、息を呑む美しさです。

地球と宇宙の境界。

人の存在がない場所。

男女を超えた関係性

無事に地球に還ってきた二人。

抱き合ってキスをして安易なハッピーエンド、ではなくて本当に良かったと思います。

男女の関係を超えた二人の関係が素晴らしい。

気球操縦士のアメリアと科学者のジェームス、互いに認め合いリスペクトする関係性は、主演のフェリシティジョーンズとエディ・レッドメインそのもののようでもあります。

邦題がちょっと…

原題は『The Aeronauts(飛行士たち)』なので、たしかに分かりづらさは否めませんが、それにしても『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』はないでしょう。説明的すぎて、逆に観る気をそがれてしまう。

『気球で未来を変えたふたり』に、『サルでもわかる英会話』みたいなニュアンスを感じます。

最初から最後まで気球しか出てこないんだからわざわざタイトルで説明しなくても、「ふたりが気球で未来を変える」なんてことは、それこそサルでもわかります。

あとがき


Photo: ©Amazon/Courtesy Everett Collection

前人未踏を目指した二人の物語は、つまり、本作を作り上げたスタッフとキャストの物語でもあると思います。

約150年前のガス気球の完璧なレプリカを作り上げ、それを空に飛ばし映像に収める。

ヘリコプターでは、実際に高度11,000メートルにまでのぼった。

主演のフェリシティジョーンズとエディ・レッドメインは、過酷な環境、厳しい寒さの中でプロとして素晴らしい演技をやり遂げた。

ガス気球の建造も、遥か天空での撮影も、氷水に手を付け凍えながら行う演技も…

どれも、聞いたことがありません。

FT

スタッフとキャストの、想像を絶する挑戦があったからこそ、僕は日々の生活を少しだけ抜け出して、素晴らしい景色を見ることができました。

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』は、現在Amazonプライムビデオにて独占配信中です。


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