【ネタバレ&感想】映画『ワンピース スタンピード』は、ワンピ愛に溢れた最高傑作 | thedeeprivers

【ネタバレ&感想】映画『ワンピース スタンピード』は、ワンピ愛に溢れた最高傑作

*2019/09/01 4回目いきました。

トリノス

自分の人生の半分以上をワンピースと歩んできました。

ワンピースに救われた記憶が山ほどあります。

ワンピースがあったからこそ乗り越えられたことがたくさんあります。

転校、受験、ひとりぼっちの社会人生活、海外ひとり旅のときですら、いつだってワンピースが側にありました。

ワンピースのない人生は考えられない。

ワンピースを知らない自分は自分じゃない。

『スタンピード』は、
ワンピース愛が詰まった純度100%のワンピース映画

結論からいうと

『ワンピース スタンピード』は、ファン歴が長ければ長いほど楽しめる極上の娯楽超大作

です。

ワンピースファンであれば、きっと後悔することはありません。

あれだけの数のキャラを出しながら、原作から矛盾することなく、映画としてのストーリーを破綻させることもなく、一大エンターテインメント作品として仕上げてくれた監督・製作陣には感謝しかありません。

ワンピースへの深い愛と理解がないと成し得ないことだと思います。

『ストロングワールド』『Z』『GOLD』過去3作のような尾田先生が製作にがっつり関わった“Film ONE PIECE シリーズ”ではない“劇場版ONE PIECE”作品ということで、第一報のころから若干の不安は感じていました、正直言って。

おそらく僕と同じ気持ちのファンの方も多かったと思います。

ですが、開始3分でそんな不安は杞憂に終わります。

「あぁ、これはワンピースが好きな人たちが作った純度100%のワンピース映画だ」

と、実感するはずです。

“ワンピファンのワンピファンによるワンピファンのための映画”

それが『ワンピース スタンピード』です。

そういう意味では、尾田先生の手から少し離れた『劇場版』シリーズでよかったと思います。

ファン目線で作れたこの作品はファンの喜ぶポイントがいちいち抑えられていて、キャラの登場シーンや活躍のシーンがとにかくカッコイイです。

このファンの目線というのは、原作者の尾田さんは絶対に持ちえないもの。だって原作者ですからね。

やはりファンの気持ちはファンが一番よく理解しています。

ワンピースファンがワンピース映画で観たいものが全部詰まっています。

自分の感想や感動が揺らいでしまうので、この記事を書くにあたって他人のレビューは見ていません。
だから今作の評価が世間的にいいのかどうかも分かりません。

ただ、間違いなく言えるのは、レビューで低評価をつけている人がいるとすれば、

それはワンピースがあまり好きではない人だと思います。

原作者の尾田栄一郎が公言していた通り、完全にお祭り映画です。

ワンピースが好きなら絶対に楽しめる祭りです。

序盤のノリは『デッドエンドの冒険』そのもの

序盤ノリとしてはワンピース初の単独公開、第4作目の映画作品『デッドエンドの冒険』とほぼ同じです。

そういえばデッドエンドも映画館で観たなぁ、としみじみ。

序盤、ノップアップストリームを使ってお宝が隠された島まで船で登るシーンがあります。

そこでワンピース屈指の名主題歌ウィーアーが流れわけですが、なんかもう早くも泣きますよね。

なんで涙が出るのか分からないけれど、

「あぁワンピースだ」って。

『スタンピード』にストーリーは皆無

『スタンピード』をストーリーで批判するのは、ナンセンスです。

20周年を記念したお祭り映画です。

あのキャラもこのキャラも1時間40分の中に詰め込んだまさに万博のようなお祭り映画です。

「めちゃくちゃヤベェ敵が現れたから、みんなで協力してぶっ倒すぞ!」

これがストーリーです。これ以下でもこれ以上でもない。

そう、だから、

この映画で楽しむべきはキャラです。

キャラの活躍です。

どのキャラもどこを切り取ってもかっこよく描かれています。(バギー以外)

繰り返しますが、楽しむべきはストーリーではなくキャラです。

ストーリーは、

「キャラが活躍するための口実」くらいのノリです。

とにもかくにもキャラです。

20年の歴史があるからこそのキャラクター映画です、これは。

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『ワンピース スタンピード』
感想&ネタバレ

海賊王が遺した宝の正体

海賊王ゴールド・のお宝とが遺した宝は、お宝までの直線航路でした。

この海賊万博のためにブエナ・フェスタが用意したお宝はなんと、

「ラフテルまでのエターナルポース」

だったのです。

これには、目ん玉飛び出るほど驚きました。

もはやビッグマムやカイドウのロードポーネグリフがどうとか、そんなまどろこっしいこともはや関係ありません。

ワンピース、海賊王への最短航路です。

これは本当に世界がひっくり返るお宝です。

まさか劇場作品でこれほどのお宝を用意してくるとは…

思ってもみませんでした。

作中最強クラス『ダグラス・バレット』

前作の『ギルド・テゾーロ』は限られた場所では最強という、ある種の抜け道的な強さが設定されたキャラクターでしたが、やはり『海賊王のライバル』  『元海軍大将』ときては、物足りなかったのも事実でした。

次はどうするのか、きっと誰もが気になっていたことでしょう。

そして用意されたのが『海賊王の元クルー』

正直クルーといえばバギーも一応クルーだったし、どれほどの強さを持っているのかは全くの未知数、想像できませんでしたが、

ダグラス・バレットは、完全に作中最強クラスです。

バギー曰く「全盛期のレイリーと互角の実力を持った怪物」

確かにその強さはバケモノです。

だって、素手で島を破壊できるやつなんて今までいましたか?

モリアのシャドーズアズカルドで島割りの描写がありましたが、あれは限界突破のドーピングだし…

バレットの力は、正直あれの比にならない威力です。

とにかく半端ない強さ、最悪の世代が束になっても全く歯が立たないほどです。

キッドの武器を大量に身に纏った腕も、キラーの刀も、ホーキンスの業魔の相も、ウルージの因果晒しも、ドレークのゾオン系能力も、ボニーの体術と能力も、カポネのビッグファーザーも、アプーの音も…なにひとつ歯が立ちません。

しかもバレット自身は能力を使用しない素手と覇気だけの力です。

(腹に風穴が空いていたとはいえ)あのカタクリを撃破したルフィの新必殺技、ギア4 スネイクマン『キングコブラ』をもってしても勝てないどころか、余裕で立ち上がってるほどの強さ。

強すぎる…

ちなみに、この辺りのバトルシーンは映画ならではで本当に迫力がありました。

とくにスネイクマンの戦闘シーンは必見です。

出典 ONEPIECE STAMPEDE

さらに上の力『ガチャガチャの実』

ダグラス・バレットにはさらに上があります。

最初は「ダサいロボットだなぁ」くらいにしか感じられなかったその能力ですが、やがて島を飲み込むほど巨大な姿に変貌します。

恐らくピーカよりも巨大です。

巨大すぎるその姿に巡らせた武装色の覇気。

島ほどの大きさに武装色を隙間なくはりめぐらせる、圧倒的な強さ。

海軍中将を一撃で一掃する圧倒的な戦闘力。

もはや、なす術がないほどに強大です。

出典 ONEPIECE STAMPEDE

ワンピース アベンジャーズ

絶体絶命の危機にそれぞれ様々な思惑があって集まった、ワンピース流アベンジャーズ。

ルフィ、ロー、ハンコック、スモーカー、サボ、ルッチ、バギー。

サボとスモーカーのやりとり

サボ

おれとお前の能力じゃ勝負はつかねぇよ

って、やりとりがあるんですけど、やばくないですか。
泣かす気ですか…はい、しっかり泣きました。

少年漫画の王道

ルフィが最強の一撃を放つために力を溜めている間、
ロー、ハンコック、サボ、スモーカー、さらにクロコダイルが共闘して時間を稼ぐという少年漫画の王道展開。

ロー

麦わら屋に繋げるんだ

というローの言葉の元、それぞれがバレットに立ち向かいます。

主人公に想いをつなぐ、少年漫画の王道をこの面子にやられたらたまりません。

新技炸裂

ドフラミンゴを撃破した『大猿王銃<キングコングガン>』をパワーアップ、巨大化させ、さらに『火拳銃<レッドホーク>』のような炎を纏った限界突破のルフィの新技

『ゴムゴムのキングキング キングコングガン』

がバレットに炸裂します。

ウソップの男気

さらに、ウソップが仕込んだポップグリーンが芽を出しバレットの戦力を削ります。

そのポップグリーンの発動条件は、「強い衝撃を与えること」。

つまりウソップは、バレットがどれだけ強い敵であっても、ルフィなら必ず一撃食らわせると信じていたということです。

「援護が狙撃手の花道だ」

この映画で最もかっこいいのはウソップです。

覇気を纏った拳と拳

巨大な鎧を破壊され、再び生身の姿で戦うバレット。
鎧がなくなったとはいえ、依然として作中最強クラスの実力者です。

「弱い奴は捨てろ」

バレット

と、言うバレット。

それに対して

ルフィ

それじゃ宴が出来ねぇだろうが、バカか!!!

と、ルフィは返します。

いかにもルフィっぽくてとてもいい台詞だと思いました。

お互いに覇気を纏った拳の連打。

ルフィ

この海を1人で生きてるやつなんているわけねぇだろ!!!!

というルフィの一言に一瞬の隙ができたバレットは、ルフィの拳の連打を浴び、ついに倒れます。

やっぱりルフィはルフィ

バレットを撃破してついにお宝を手に入れたルィ。

ワンピースファンの方にとっては予想がつくかと思いますが、最終的にやっとの思いで手に入れたエターナルポースをルフィは粉々に砕きます。

既視感がありますね。

そう、ワンピース13巻ですね。

出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

ロビン(ミス・オールサンデー)から渡されたアラバスタへのエターナルパースを壊すシーン。

 

出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

そして52巻のこの名シーン。

この2つが合わさったような、ラフテルのエターナルポースを握りつぶすシーンは

「うんうん、ルフィは絶対にこうするよな。」

というシーンです。

一味も、「まぁお前はそうするわな」といった表情。

ウソップに至っては、「お前なら絶対にそうする(壊す)と思った!」

と言っていました。

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『スタンピード』で特に好きだったシーン

ウソップの格好良さ

この映画でとにかくかっこいいのはウソップです。

ウソップがいるからこそ、この映画は単なる賑やかなお祭り映画として終わらず、

ワンピースらしい魂揺さぶる痛快なエンターテイメント作品に仕上がっています。

運良くロジャーの宝を手に入れてしまったウソップは、バレットに完膚なきまでに叩きのめされてしまう。

自分の仲間を傷つけられたことに激怒するルフィ。

ウソップは泣きながらルフィに謝ります。

「肝心なときに役にたたなくてすまねぇ」と。

このシーンに山口勝平さんの魂の演技を聞きました。

言わずもがなルフィの怒りは頂点に達します。

僕たち観客はルフィにバレットをぶっ飛ばしてほしいし、そこにはルフィがバレットをぶっ飛ばそうとする明確な理由が生まれたのです。

ゾロVS藤虎

僕が一番好きなキャラは20年以上変わらずロロノア・ゾロです。

今回はメインバトルではないにしろ、大活躍といっていい名バトルを繰り広げていました。

なんせ、今回のゾロの相手は海軍大将 藤虎です。

映画版でのゾロはこれまで、敵の2番手ポジションとの戦いが主でした。
しかし並みの2番手では、もはやゾロに敵うはずもありません。

映画のストーリー上仕方ありませんが、ファンとして物足りなかったのも事実。

それが今回は藤虎です。はじめての格上の相手。世界最強クラスの敵です。

最初から手にぐいを巻き、刀三本の三刀流。超本気モードです。

原作は続いているので当然決着はつかないわけですが、藤虎が放った隕石を『 一大三千大千世界』で切り裂くシーンは圧巻です。

おしっこ漏れそうなほど興奮しました。

船長を信じるクルーたち

サンジの

「ルフィは必ず宝を手に入れる、おれたちはそれを信じて動くんだ」

というセリフに象徴されるように、仲間たちがルフィを心から信頼していることが伝わってきます。

もちろん、今までもルフィは仲間から信頼され続けてきましたが、今回は信頼の深さというか、20年という歴史があるからこその、より深まった信頼関係みたいなものを感じました。

そこがファンとしてとても嬉しかったです。

ビジョビジョの実の思わぬ使い道

最後のクライマックスシーン。

バレットを撃破迫して迫り来るバスターコールから島を逃げ出す海賊たち。

サボ率いる革命軍は、海賊万博に仕事して訪れていたいわば被害者であるアンなどを救出。

ビジョビジョの実の能力者のアンに、サボは“ある紙切れ”を触れさせます。

海にできた炎の道

海軍に追われるルフィたちを逃すため、サボは『火拳・炎上網』を放ちます。
かつてのアラバスタでのエースのように…

そしてルフィを見送るサボの隣には、いるはずのないエースの姿が…

ビジョビジョの実の能力は、

「手に触れたものを”幻影(ビジョン)”として生み出すことができる」

サボがアンに触れさせたのは、そうです。

エースの手配書だったのです。

ただなんとなく幻覚が見えているのではない、見えているのは能力で作りだした「ビジョン」。

ビジョン、幻影、だけどそれは確かに目に見える現実。

二人の兄によって送り出させるルフィ。

「またな、ルフィ」

そう言って、燃える炎の指で帽子のツバを上げるサボ。

最後の最後にこの演出は反則です。

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『スタンピード』の気になった点

褒めたたえるだけがファンではないので、気になった点も書こうと思います。

場面の切り替わりが多い

これは最近の原作にも言えることですが、場面の切り替わりがとにかく多いです。

僕はワンピースが好きなので問題なく把握できますが、キャラをあまり知らない人にはややキツイのでは…と思ってしまいました。

ブエナ・フェスタのクセ

これもファンの間で懸念されていた“声優問題”ですが、海賊万博の司会者ドナルド・モデラート役の南海キャンディーズ山ちゃんは、普段からテレビでも司会をされているだけあって流石の一言でした。

指原莉乃さんは「どうかなー…」と少し不安に思っていましたが、映画の邪魔になることはなかったです。
おそらく指原莉乃が演じていると知って聞かなければ、絶対に分からないでしょう。

僕が気になったのは意外にもユースケ・サンタマリア演じるブエナ・フェスタでした。

下手というわけではないのですが、「なんか気になる」という感じ。

癖が強いキャラなので仕方ないのかもしれませんが、

声優っぽく演じようとしているけど、どうしてもユースケ・サンタマリアの素がでている。

そんな印象を受けました。

“あのキャラ”の活躍がほぼない

あれだけ「奇跡の共闘」と煽りがあったのに、

ルフィ、ロー、サボ、ハンコック、スモーカー、バギー、そしてルッチで共闘すると思っていたのに、

覇気を纏ったルッチの戦闘が見られると思っていたのに、

ルッチの戦闘シーンはほぼ皆無でした。

代わりにクロコダイル

ルッチの代わりにというか、クロコダイルが想像以上に出番が多くて、クロコダイル好きとしては嬉しい限りでした。(ルッチの活躍はなかったけど、まぁ良しとしよう)

久しぶりの『浸食輪廻<グラウンドデス>』かっこよかったなぁ。

ダグラス・バレットが強すぎる

このメンツを共闘させるためには仕方ありませんが、とにかくバレットが強すぎる。

確実に四皇クラスだろ、コイツという強さです。

ファンとしては今後もワンピースの映画は観たいので、

「次の敵どうするんだ?」と、不要な心配をしてしまう始末です。

それくらい強いです、バレット。

パンフレットは絶対に『限定版』

パンフレットは絶対に限定版がおすすめです。

だって、ここでしか手に入らないオリジナルサントラ盤が付いているから。

・海賊万博のテーマ
・海賊万博開幕!
・ウィーアー! 〜STAMPEDE Ver.〜
・A・ THOUSAND DREAMERS 〜STAMPEDE Ver.〜
・許せないヤツとは、戦え!〜STAMPEDE Ver.〜
・memories 〜STAMPEDE Ver.〜

どうですか、ファンの方ならこの主題歌のタイトルだけで泣けませんか?

今までワンピースを彩ってきたこの音楽たちが映画のキメのシーン、感動のシーン、とにかく良いところで流れます。

特に『memories』をバックにウソップがルフィを担ぎながら火の街を進むシーン、あれはヤバいです。

傷だらけの二人。燃え盛る巨大な木片を素手で受け止めルフィを守るウソップ。

『ルフィは、海賊王になる男だ!!!』

『おれたちの冒険はまだ、終わってねぇぞ!!!!』

という、ウソップの台詞、泣きました。

『ONEPIECE magazine Vol.7』は必読書

この映画を観た方、または観る予定の方は、今号のONEPIECE magazine必読です。

103ページも及ぶスタンピード総力特集はもちろん、

・あのキャラとあのキャラがタッグを組んでファッション業界に進出したら…?

が、描かれた尾田栄一郎スペシャルイラスト

・松本大洋が描いたワンピース

などなど、そのほかの内容も盛りだくさん。

劇場版12作品&TVシリーズ1~746話まで一挙見放題

『スタンピード』を観て改めてワンピースの過去作を観返したくなった方も多いと思います。

そんな方にはU-NEXTの31日間無料トライアルがおすすめです。

劇場版12作品はもちろん、TVアニメ第1話「海賊王に俺はなる!」から746話「群雄割拠 荒れ狂う新世界の怪物たち」まで全てが見放題。

もちろん高画質・高音質で最高の状態でルフィたちのこれまでの冒険を楽しむことができます。

U-NEXTの無料トライアルに関しては下の記事に詳しくまとめているので、気になった方は読んでみてください。

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あとがき

令和最初のワンピース作品。

そしてワンピース史上最高のお祭り映画。

ワンピースファンの方は絶対におすすめです。

これからも僕らはワンピースとともに。

ONEPIECE FILM GOLDを4回鑑賞して思ったこと