『パルプ・フィクション』あらすじ・ネタバレ・感想【映画の余白が愛おしい】 | The Bird's Nest Hair  
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『パルプ・フィクション』あらすじ・ネタバレ・感想【映画の余白が愛おしい】

クエンティン・タランティーノ監督による名作、『パルプ・フィクション』のあらすじ(ネタバレ)・感想をまとめました。

1994年に公開された『パルプ・フィクション』は、同年のアカデミー賞に7部門でノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞しました。

また、カンヌ国際映画祭では、最高賞パルム・ドールを受賞、その他の映画祭でも数多くの賞を獲得。まさに映画史に残る不朽の名作です。

FT

僕はもう…とにかくこの作品が大好きで大好きで…何度観たかわかりませんが、何度観ても飽きません。

『パルプ・フィクション』スタッフ&キャスト

スタッフ

『パルプ・フィクション』スタッフ
監督クエンティン・タランティーノ
脚本クエンティン・タランティーノ
原案クエンティン・タランティーノ
製作総指揮ダニー・デヴィート
制作ローレンス・ベンダー

クエンティン・タランティーノ

タランティーノ、タランティーノ、タランティーノ…

本作はとにかく、最初から最後までノンストップでクエンティン・タランティーノ節が大全開です。

クエンティン・タランティーノ(映画好き)の、クエンティン・タランティーノ(映画好き)による、クエンティン・タランティーノ(映画好き)のための映画です。

音楽

良い映画には良い音楽がつきものです。

既存曲を大胆に使用した本作『パルプ・フィクション』は、過去の名曲を再び輝かせました。

やはり、冒頭の『Misirlou(Dick Dale & His Del-Tones)』からの『Jungle Boogie(Kool & the Gang)』は、何度観ても最高です。

『Misirlou』は1962年、『Jungle Boogie』は1973年の名曲です。

『パルプ・フィクション』キャスト

『パルプ・フィクション』キャスト
ヴィンセント・ベガ ( Vincent Vega )ジョン・トラボルタ
ジュールス・ウィンフィールド ( Jules Winnfield )サミュエル・L・ジャクソン
ミア・ウォレス ( Mia Wallace )ユマ・サーマン
ブッチ・クーリッジ ( Butch Coolidge )ブルース・ウィリス
ファビアン ( Fabianne )マリア・デ・メディロス
マーセルス・ウォレス ( Marsellus Wallace )ヴィング・レイムス
パンプキン ( Pumpkin )ティム・ロス
ハニー・バニー ( Honey Bunny )アマンダ・プラマー

ジョン・トラボルタ

かつての勢いを失い、「昔の人」扱いされていたジョン・トラボルタが、本作で再び脚光を浴びたことは有名な話。

劇中で流れる名曲にしても、公開当時は「古臭いもの」扱いされていたそうです。

そういった「過去の遺物」に、もう一度スポットライトを当てて光らせた映画が、本作『パルプフィクション』です。

ユマ・サーマン

本作のミュール(女神)ユマ・サーマンが、とにかく美しい。神懸かり的に美しい。

煙草を燻らす表情、目や口の動きひとつとっても、一切の無駄がなく美しい。まるで奇跡そのもの。

そんな彼女を思いもよらない悲劇を襲う。

まさに「パルプ・フィクション(くだらない話)」。


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『パルプ・フィクション』あらすじ(ネタバレ)

プロローグ

ある朝、あるレストラン。

柄の悪いカップルが1組。

パンプキンとはハニーバニーは、強盗の常習犯。

最近のしけた強盗事情に嫌気がさすパンプキン。

強盗も楽じゃない。

でも、レストランなら…

強盗は楽勝だ。

パンプキンとハニーバニーは、レストラン強盗を決行する。

銃を出し、客と店員を脅迫する。

客とレジの金を持ってずらかる。

楽勝なはずだった…

VINCENT VEGA&MARSELLUS WALLACE’S WIFE (ヴィンセント・ベガとマーセラス・ウォレスの妻)

ある夜、組織のボス、マーセラス・ウォレスから彼の愛妻ミアの世話を任されたヴィンセント。

初対面のヴィンセントとニアは、レストランで、食事をし、ダンスを楽しんだ。悪くない夜だった。

沈黙も、不思議と気まずくはなかった。

ニアを家まで送り届け、ヴィンセントの任務は終了のはずだった。

しかし、事態は一変。

ニアがドラッグの過剰摂取により心肺停止、危機的状況に陥ってしまう。このまま彼女が死んでしまったら、当然ヴィンセントの命はない。ボスに殺される。

知り合いの売人に手助けを求め、車を走らせるヴィンセント。

ヴィンセントたちの処置により、なんとか一命を取り留めたニア。

売人宅からの帰り道、車内では気まずい沈黙が横たわっていた。

THE GOLD WATCH (金時計)

落ち目のボクサー、ミスター・ブッチは、次の試合を最後に引退を考えていた。

そんな時、マフィアのボスであるマーセラス・ウォレスから八百長試合を持ちかけられる。

ブッチは、その話にのった。

しかし、本来負けるはずだった試合に彼は勝ってしまう。しかも相手を殺してしまうほどの圧勝だ。

弟と手を組みノミで巨額の利益を得たブッチは、マフィアからの報復から逃れるため、恋人のファビアンとロサンゼルスを離れることを画策。

しかし、翌日に事件は起こる。

ファビアンが、ブッチの金時計をアパートに忘れてしまったのだ。

この世で何より大切な父の形見の金時計を、ブッチはアパートまで取りに向かうことを決意する。

アパートに着いたブッチ。見慣れた部屋。台所。

しかし、シンクの上には、見慣れない一丁の拳銃が置いてあった…

ヴィンセントの拳銃だった。

ヴィンセントは、用を足していた。本を読みながら。それが最後になるとは知らずに…。

ヴィンセントは射殺されてしまった、ブッチによって。

ブッチは急いで、愛しのファビアンの元に戻ろうとする。

しかし、帰路。ブッチは、彼が今最も会いたくない人物に出くわしてしまう。

マーセラス・ウォレスだ。

勢いあまったブッチは、ウォレスを車で跳ね飛ばす。しかし、彼はまだ生きていいる。

2人の命のやり取りに終止符を打ったのは、質屋の店主メイナードだった。

2人は、質屋の地下室へと監禁されてしまう。

ウォレスが別室に連れていかれた隙に、逃げ出すブッチ。

ブッチは質屋のレジ裏にかけらていた、一振りの日本刀を手にする。

日本刀でメイナードを切り裂くブッチ。

結果的にウォレスの命を救ったブッチは、裏切りを許される。

ブッチとファビアンは、ロサンゼルスを後にする。

THE BONNIE SITUATION (ボニーの一件)

組織を裏切った青年を殺害し、アタッシュケースを取り戻したヴィンセントとジュールス。

本日の任務は終了。時刻は8時前。ひと仕事終えて、美味しいモーニングにありつけるはずだった…。

2人はトイレに隠れていた「もうひとり」の仲間に気付かなかった。「もうひとり」から、至近距離で銃撃されてしまうヴィンセントとジュールス。

しかし、弾が2人の身体を貫くことはなかった。

ヴィンセントとジュールスは、たまたま現場に居合わせた青年マーヴィンとともに部屋を後にする。

弾は全弾外れた。自分たちは無傷だった。この一件に神の意志を感じたジュールスは、殺し屋から足を洗うことを決意する。

後部席に乗せたマーヴィンに、悪ノリをするヴィンセント。冗談でちらつかせただけの拳銃が暴発してしまう。

銃弾はマーヴィンのド頭を容赦なくぶち抜いた。彼の血と肉片が車内に勢いよく爆散する。

車の窓にもシートも、そしてヴィンセントとジュールスも、黒人の青年の血と肉片で赤く染まった。

ヴィンセントとジュールスは、真っ赤に染まった車を、知り合いジミーのガレージに隠す。

ジミーはジュールスの友達だが、さすがにこの状況はまずい。

血まみれの車、人の肉片が頭にこびりついた殺し屋2人、そして頭の無い死体1体。このすべてが今我が家にある。悪夢。

妻が夜勤明けから戻る前に、全てを処理してくれと怒るジミー。朝8時。ジミーにとってもとんだ災難だ。

ウォレスによって送り込まれたザ・ウルフという掃除屋の指示により、ヴィンセントとジュールスは、血塗れの車と死体を始末する。

黒のスーツを脱ぎ捨て、ジミーの服を借りたヴィンセントとジュールスは、どこからどう見ても殺し屋には見えない格好だ。

色々あったがとりあえず腹が減った。

ヴィンセントとジュールスは朝食を取るために、あるレストランに入る…。

エピローグ

あるレストラン。

強盗を企てる1組のカップル、パンプキンとハニーバニー。

少し離れたテーブルでは、2人の殺し屋が朝食をとっている。ひと仕事終え、予期せぬアクシデントに見舞われ、ようやく朝飯にありつく2人の殺し屋、ヴィンセントとジュールスだ。

パンプキンとハニーバニーは、レストラン強盗を決行する。

銃を出し、客と店員を脅迫する。

客とレジの金を持ってずらかる。

楽勝なプランのはずだった…。

客の中に殺し屋さえいなければ。

ゴロツキと殺し屋では、ワルの格が違う。

あっさりと返り討ちに合ってしまう、パンプキンとハニーバニー。

これまでのジュールスなら、この2人をすぐさま殺していただろう。しかし今日の彼は違う。彼は、この仕事から足を洗うことを決意していた。

ジュールスは、パンプキンとハニーバニーに、自分の有り金1,500ドルを渡して2人を逃がした。2人の命を救った。

ヴィンセントとジュールスは、金を払わずに店を後にした。


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『パルプ・フィクション』感想

この映画の魅力をいくら考えても、ちっとも文字にできない自分が悔しい。

画面の格好良さ?

個性的なキャラクター?

取り留めのない会話劇?

効果的に使用される既存の名曲?

作り手の映画愛を感じさせる名作のオマージュ?

複雑に絡み合うそれぞれの「パルプ・フィクション(くだらない話)」?

もちろんそれらは作品の「魅力」ではありますが、「本質」ではないような気がします。

もう何度目になるかわからない…

U-NEXTで『パルプ・フィクション』を観返して、思ったことがあります。

『パルプ・フィクション』の本質は、「スキマ」ではないかと思ったのです。

「スキマ」と言うのはつまり、観客側の想像の余地、映画の「余白」です。

もし、ミアが心肺停止のまま生き返らなかったら…

ヴィンセントは、組織のボス、ウォレスに無惨に殺されていたはず…

父の形見の腕時計を持ち帰ったブッチが、帰り道でウォレスと出くわさなかったら…

2人は和解することなく、ブッチは今もギャングに追われる生活をしているだろう…

もし、ジュールスが改心せずに「ボニーの一件」以降も殺し屋を続けていたら…

ヴィンセントとは今もペアで行動していたかもしれない…

そうだった場合、ブッチのアパートで命を落とすことになるのは、ブッチだったはず…

そもそも、「ボニーの一件」で、もしも銃弾が2人に命中していたら…

『パルプ・フィクション』には、想像の余地が無数にあります。

もしも…

もしも…

もしも…

くだらない話(パルプ・フィクション)でしかなはずなのに、もしものストーリーを想像せずにはいられません。

いや、くだらない話(パルプ・フィクション)だからこそ、もしものストーリーを想像してしまうのかもしれません。

『パルプ・フィクション』という作品そのものではなく、『パルプ・フィクション』にある「スキマ」がなによりも愛おしいということに、もう何度目か分からない鑑賞で気づいたのです。

そしてまた、これからもまた、『パルプ・フィクション』を鑑賞するたびに、出口のない、答えのない「スキマ」を彷徨うのです。


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