映画『ONE PIECE(ワンピース)』をランキング形式で全作紹介【ファン歴20年以上のガチ勢がおすすめ】 | The Bird's Nest Hair  
【1/24】最新記事を更新

映画『ONE PIECE(ワンピース)』をランキング形式で全作紹介【ファン歴20年以上のガチ勢がおすすめ】


上のツイートと画像は、2019年秋に行われた『全国一斉 ワンピースナレッジキング決定戦!』の結果です。

目標の90点には届きませんでしたが、ぶっちゃけ全国平均的にも、かなりの高得点。本記事を執筆している僕は、筋金入りのONE PIECE(ワンピース)ファンです。

こういった記事(ワンピース ランキング系記事)を執筆している中では、「かなり上位のワンピース好き」だという自信があります。

FT

ワンピースを愛し続けて20年以上の僕が選んだ、「ワンピース映画ランキング決定版」を是非参考にして、ワンピースの世界を堪能してください。

それでは、早速1位から順番にご紹介します!

(ルフィならきっと、最下位から順に発表なんていう、まどろっこしいことはしないはずですからね)

映画『ONE PIECE(ワンピース)』興行収入ランキング

ちなみに、興行収入ランキングは下記の通りです。

  • 1位.『ONE PIECE FILM Z』(68.7億円)
  • 2位.『ONE PIECE STAMPEDE』(55.3億円 ※世界興行収入は98億円)
  • 3位.『ONE PIECE FILM GOLD』(51.8億円)
  • 4位.『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(48億円)
  • 5位.『ONE PIECEねじまき島の冒険』(30億円)
  • 6位.『ONE PIECE』(21.6億円)
  • 7位.『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』(20億円)
  • 8位.『ONE PIECE 呪われた聖剣』(18億円)
  • 9位.『ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島』(12億円)
  • 10位.『ONE PIECE THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』(9.2億円)
  • 11位.『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』(9億円)
  • 12位.『ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』(9億円)
  • 13位.『ONE PIECE 麦わらチェイス』(7.9億円)

ガチファンが選んだ
映画『ONE PIECE(ワンピース)』1~3位

1.ONE PIECE FILM STRONG WORLD(2009)

あらすじ

東の海、壊滅!? 生ける伝説・シキの恐るべき野望とはー!?

旅を続ける麦わらの一味に、突然のニュースが飛び込んできた! 東の海、壊滅…? 故郷の危機に、引き返そうとするルフィたちの前に、上空から謎の海賊船が現れた。空飛ぶその船に乗っていたのは、悪魔の実の能力者〝金獅子のシキ〟! かつて海賊王ゴールド・ロジャーと対決し、大監獄インペルダウンから脱獄した伝説の海賊だった。そしてシキは航海士・ナミを強奪して飛び去っていく――。ルフィたちの運命を賭けた冒険が、今始まる―!!!

解説&見どころ


本作『ストロングワールド』~『ゴールド』までの3作は、「ONE PIECE FILM」と名付けられ、これは、原作者の尾田栄一郎先生が製作にガッツリと関わっていることを示しています。

「ONE PIECE FILM」の3作の中でも最も、尾田先生が製作に携わっているのが、この『ストロングワールド』です。

2020年現在、尾田先生が作品のすべてのプロット(物語)を手掛けたのは、『ストロングワールド』のみです。

【ナミの本音】

「救けて」。

ナミから、ルフィたち仲間へのメッセージ。

彼女の心からの本音も信頼も、仲間とともに数々の冒険や窮地を超えてきたからこそ描くことができた、名場面です。

アーロンパーク篇を彷彿とさせるやり取り、こういったキャラクターの内面を描き切ることができるのは、原作者の尾田先生がプロットを手掛けているからこそです。

【討ち入り】

『ストロングワールド』一番の見どころは、さらわれたナミを取り戻しに敵陣に攻め込む、「麦わらの本隊」こと、ルフィたち8人の雄姿です。

映画ならではのスーツ姿で敵の本拠地に討ち入るシーンは、さながら任侠映画。

このシーンは何度観ても、本当にシビれます。

尾田先生は常々、任侠映画から大きな影響を受けたことを公言しています。そんな尾田先生の作家性が詰まった、最高のシーンです。

FT

今では、原作者が映画の製作に深く関わることも、豪華入場者特典も、原作とのリンクも…すべて当たり前のものになりましたが、『ストロングワールド』以前は違いました。

それらは全て『ストロングワールド』の圧倒的な成功があったからこそ。

『ストロングワールド』の「以前」と「以後」で、原作ありのアニメ映画は大きな変化を迎えました。

一つの歴史を作った、世紀の名作です。

2.ONE PIECE STAMPEDE(2019)

あらすじ

海賊の、海賊による、海賊のための世界一の祭典 海賊万博

「STAMPEDE」とは「熱狂的行動」「殺到」「暴走」などを意味する単語です。アニメ放送20周年を記念する作品として、原作者の尾田栄一郎も「20周年という名目がなければぼくはこんな映画やらせません。だって面白いに決まってんじゃん!!」と特別コメントを寄せました。

気になるストーリーは、こちら!

海賊の、海賊による、海賊のための、世界一の祭典 海賊万博。「祭り屋」と呼ばれる万博の主催者ブエナ・フェスタからの招待状を手にしたルフィたち麦わらの一味。導かれるまま会場に着くと、華やかなパビリオンが所狭しと並び、最悪の世代をはじめとする多くの海賊たちも群がり、大きな盛り上がりをみせていた。

万博の目玉は「海賊王(ロジャー)の遺した宝探し」。宝を手に入れ名を上げたい海賊たちによるお宝争奪戦の火蓋が切られた!しかし、海賊たちが熱狂する万博の裏では、別名「最悪の戦争仕掛け人」フェスタの凶行が張り巡らされ、海賊たちを一網打尽にしようと海軍までもが動き始めていた―――。

時代の覇権を左右するお宝争奪戦が熱を帯びる中、突如、元ロジャー海賊団「“鬼”の跡目」と呼ばれた男ダグラス・バレットが乱入。ルフィたちの前に恐るべき脅威となって立ちはだかる!

狂乱する海賊と、事態の収束を諮る海軍、さらには王下七武海、革命軍までもが参戦。敵味方入り乱れ類を見ない大乱戦が巻き起こる。お宝争奪戦と海賊万博は予測不能の大混乱へと陥って行く!!

解説&見どころ


アニメ ワンピース20周年を記念して製作された、渾身の一作。

ワンピースファンはもちろん、それほど詳しくない方でも楽しめるお祭り映画です。

本作は、「ONE PIECE FILM」ではないので、尾田先生の制作への関与が前三作(『ストロングワールド』~『ゴールド』)に比べて低く、公開前のファンの間では出来を不安視する声もありました。

しかし、蓋を開けてびっくり。「疑ってすいませんでした」と、全国のファンが謝ったはずです。

杞憂は絶賛に。「え!?そのネタ、劇場版でやっちゃっていいの?」と、心配になってしまうほどでした。

(事実、映画公開から約半年後の967話「ロジャーの冒険」で、劇中の伏線が回収されています)

まさに、「ワンピース流アベンジャーズ」。

通常では絶対に共闘しないアイツやアイツとルフィが手を組み強敵に立ち向かうシーンは、身震いがするほど興奮しました。

シリーズ最強の敵、海賊王の元クルー「鬼の跡目」ダグラス・バレットを倒すため、立ち上がった強者たち。

奇跡の合体技、そして、本編にも登場していないルフィの超大技、海賊王が遺した宝の秘密…

20周年だからこそ実現した、究極のワンピース映画です。

超作画

アニメ20周年の記念すべき作品に相応しい、大迫力の作画で描かれる激戦、死闘、熱闘…

劇場版初披露となる、ルフィの新技「ギア4 スネイクマン」はもちろん、あのキャラやあのキャラの必殺技が、通常のアニメ版では考えられない、圧倒的なクオリティでお目にかかれます。

特に、ゾロファンとしては、あの奥義を大迫力で堪能できたのは、本当に最高でした。

ウソップの漢気

最強の敵、ライバル、強力な助っ人…

ワンピース屈指の実力者が揃う本作で、(意外にも)MVPは、ウソップです。

ウソップの男気を是非、ご覧ください。

FT

ワンピースファンでなくても楽しめる作りになっていますが、ワンピースを知っていれば、さらに楽しめます。

なので、鑑賞するおすすめの順番としては、『ストロングワールド』『デッドエンドの冒険』などである程度ワンピースの世界観を知ってから、本作を観るのが良いと思います。

【ネタバレ&感想】映画『ワンピース スタンピード』は、ワンピ愛に溢れた最高傑作

3.ONE PIECE FILM Z(2012)

あらすじ

尾田栄一郎プロデュース! 正義vs信念! 老兵と新星のガチンコバトル!!

“新世界”を快調に突き進む麦わらの一味の前に、大型武器を装着した老兵が現れた。傷だらけのその男の名は、ゼット。海賊を根絶やしにするため、危険な思想を実行に移さんとする、NEO海軍の総帥だ。ルフィたちはゼットから突然の猛攻を受け、サニー号半壊の危機を迎える。さらに、ゼットとルフィ両方を追う海軍本部にも追われ、一味は絶対絶命の危機に! …それでもなお、互いの「信念」と「誇り」をかけ、老兵と海賊は直接拳をぶつけ合う!!! 漢と漢の真の決闘、その結末は…。

解説&見どころ


ワンピースの映画史上No.1の興行収入を記録した大ヒット作品にして、口コミ評価も最も高い大名作『Z』を、3位として紹介することには大きな理由があります。

本作『Z』は、ルフィたち麦わらの一味の物語、冒険と言うよりは、本来、ルフィたちの敵である「海軍」をメインにしたストーリーです。

元海軍大将「ゼット」と「クザン(青キジ)」、そして「ゼット」を師と仰ぐ現海兵たちの男の物語です。

すでに、ワンピースの世界観をある程度分かっているファンに向けた、つまり、玄人向けの作品でもあるので、「ワンピース=ルフィたちの大活躍」という先入観を持って観てしまうと、少し物足りない気持ちになってしまうかもしれません。

なので、ワンピース映画未見の方は、『ストロングワールド』『デッドエンドの冒険』などを鑑賞してから、『Z』や『スタンピード』を観ることを強くおすすめします。

【驚異のスケールアップ】

新世界篇(二年後篇)初の劇場映画ということで、ルフィたちの強さはもちろん、敵の強さもスケールも大幅にパワーアップした『Z』。

見どころはやはり、本作の主人公でもある「ゼット」の圧倒的な強さです。

元海軍大将「黒腕のゼファー」。悪魔の実の能力者ではない彼は、腕っぷしと覇気のみで海軍の最高戦力にまで上り詰めた、実力者です。

かつて黒腕と称されたほどの武装色の覇気は、間違いなく作中最強クラス。

【漢たちの生き様】

ルフィとゼットが一対一で殴り合うシーンに、胸を熱くしないファンはいないでしょう。

(BGMすら流れない)男と男、拳と拳の決闘で、ルフィは「漢」の生き様を、敵であるゼットから学んだのです。

海軍を辞めた青キジは、かつての師であるゼットの行く末を見守るため、ルフィたちの前へと現れます。

2年後篇において本編よりも早く登場した青キジに、当時のワンピースファンは驚愕し、興奮し、そして歓喜しました。

アウトローな出で立ちと赤犬との決闘で負った傷跡…

そして、ルフィたちへの手助けや助言、ゼットとの別れの言葉…

青キジの真意は不明ですが、自分の信念に従い行動する彼の姿に「漢」をみた人も少なくはないでしょう。

かつての敵ながら、今作では麦わらの一味以上の存在感と格好良さを示していました。

ただひとつの難点は、ゲスト声優、篠原涼子の声の演技が絶望的に下手くそなところ。女優としては超一流なだけにがっかりポイント高いです。

ガチファンが選んだ
映画『ONE PIECE(ワンピース)』4~8位

4.ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険(2003)

あらすじ

生き残れるか!? 大海賊が競う、史上最悪のサバイバルレース

港町・ハンナバル。そこには、なぜか賞金首の海賊たちがうようよし、異様な熱気と殺気にあふれていた。それもそのはず、大海賊が競う世紀の大レース「デッドエンド」が開催されようとしていたのだ。冒険の臭いと賞金に誘われすぐさまレースにエントリーするルフィたち。ルールは一切存在しない。優勝候補といわれる悪魔の実の能力者・ガスパーデ将軍他、それぞれの思いを胸にいよいよレースがスタート! 出だしは順調だったが、進むとそこには驚愕の事実が待っていた!

解説&見どころ


ワンピース初の単独公開作品にして、シリーズ4作目『デッドエンドの冒険』。

制作側の勢いがそのまま作品に反映された、ワンピース王道の冒険活劇で、初期作品の中ではズバ抜けて面白いです。

最新作『スタンピード』でも、本作のオマージュが多数散りばめられていて往年のファンを喜ばせました。

当時の最強の敵、王下七武海サー・クロコダイルをモデルにしたガスパーデ将軍(9,500万べりー)や、エースをモデルにした海賊処刑人シュライヤ・バスクード(賞金稼ぎ)など、魅力的にオリジナルキャラが多数登場のも見どころの一つ。

【ルフィへの信頼】

セリフの端々から、仲間たちのルフィに対する信頼が伝わります。

例えばクライマックスの、「おれたちの船長を信じよう」というゾロのセリフ。

巨大サイクロンが近づき、絶体絶命のピンチの中でのセリフです。

クロコダイルを超える強敵にも、ルフィが必ず勝つと信じていることが伝わる一言。

ワンピースの魅力は、壮大なストーリーや迫力のバトルだけではなく、実はこういった「たった一言」にこそ宿っています。

ロビンが仲間になった直後なので、フランキーとブルックは、本作には登場しませんが、今、改めて観てもとんでもなく面白い作品です。

当時の「若手注目株」だった、バンプ・オブ・チキンが主題歌というのも時代を感じます。

『salling day』は、『ウィーアー!』や『Believe』と並んで、ワンピース史上最高の主題歌だと思っています。

5.ONE PIECE FILM GOLD(2016)

あらすじ

原作者の尾田栄一郎が総合プロデューサーとして参加!!
『ONE PIECE』13作目となる『ONE PIECE FILM GOLD』!!

製作陣には、原作者の尾田栄一郎が総合プロデューサーとして参加!! 監督には「ONE PIECE」TVシリーズ三代目のシリーズディレクターを務める宮元宏彰が、脚本には『謎解きはディナーの後で』や『LIAR GAME』などを手掛けた黒岩 勉が名を連ねています。

そして気になるストーリーは…。

“海賊王”を目指して新世界を旅するルフィたち麦わらの一味が訪れたのは、政府公認の独立国家、グラン・テゾーロ。世界中の名立たる海賊、海兵、大富豪たちが集うその世界最大のエンターテインメントシティは、世界政府すら手を出すことのできない“絶対聖域”だった。そこでルフィたちの前に現れたのは、その国の支配者である黄金帝ギルド・テゾーロ。海賊、海軍、そして世界政府ですら容易く金の力で動かすテゾーロの底知れぬ野望が動き出し、今、新世界の勢力図が塗り替えられようとしていた―。

解説&見どころ


「新しいワンピース映画を!」というスローガンのもとで製作されたシリーズ作目、「ONE PIECE FILM」としては3作目の作品『ゴールド』。

劇中音楽の効果的な使用や、キーワードでもある「金」の視覚的な楽しさなど、従来のワンピース作品にはない「新しさ」はありますが、ワンピースとしての面白さは、『ストロングワールド』や『Z』には敵わない、というのが正直な印象です。

本作の敵テゾーロは、自身の領域内では最強という設定ですが、どうしても彼がそれほど強く見えない、というのが欠点としてあります。

「海賊王のライバル」「元海軍大将」「海賊王の元クルー」、前後3作品のボスと並べると霞んでしまうのは、仕方ないかもしれませんが…

とはいえ、見どころはもちろんあります。

【市街地での戦闘】

ワンピースシリーズでは他に類を見ない、現実世界(モデルはラスベガス)のような市街地での戦闘シーンは圧巻です。

監督自身も、映画だからこそ許されるビル群での戦闘シーンを描きたかったという旨を、パンフレット内で仰っていました。

ルフィの「ギア4バウンドマン」と、怪物と称されるギルド・テゾーロのフルパワーのゴルゴルの実の能力の激突は、最高潮に盛り上がります。

尾田先生が、一目惚れならぬ一聴き惚れしたという気鋭の新人バンドグリム・スパンキー、が主題歌を担当しています。

直近では、ドリカム、ミスチル、そしてアヴリル・ラヴィーン、誰もが知る超有名どころのアーティストが起用されていただけに、これは異例の大抜擢といえるでしょう。

この攻めた曲調、若手ロックバンドの起用は、『デッドエンドの冒険』のバンプオブチキン『salling day』を彷彿とさせます。

6.ONE PIECE ねじまき島の冒険(2001)

あらすじ

メリー号が盗まれた!? 未来をかけて奪い返す「大切なモノ」とは

愛船ゴーイング・メリー号が盗まれた! 一味が困り果てていると、ねじまき島のダイヤモンドクロックを盗んで世界一の大泥棒になるのが夢だと言う兄弟、ボロードとアキースが現れ、「船を盗んだのはねじまき島のトランプ5兄弟だ」と聞かされる。そのねじまき島は、からくり仕掛けが満載の不思議島。そこでは能力者揃いのトランプ5兄弟が圧政を敷き、島民を苦しめていた…。愛船を取り戻し、ねじまき島の人々を救いだせ!

解説&見どころ

サンジが新たに仲間に加わって初となる劇場作品、『ねじまき島の冒険』。

わずか1時間の作品ですが、ルフィたちが敵をぶっ飛ばす確たる理由、そして、初期のルフィたちが苦戦を強いられるトランプ海賊団の個性豊かで強力なオリジナルキャラ。

ボスキャラだけが圧倒的に強く、幹部キャラは驚くほど弱い。これは、劇場版にありがちなパターンですが、本作の敵、トランプ海賊団は5人全員が悪魔の実の能力者で、船長以外の4人もちゃんと強いというのがよかったと思います。

ルフィ以外の4人の活躍もしっかりと描かれていますし、特に、(尺の都合上)劇場版では活躍の場が少ないウソップも、しっかりと敵幹部を撃破しています。

FT

イースト・ブルー篇までの初期のワンピースの魅力がグッと詰まった作品です。

7.ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国(2002)

あらすじ

チョッパーが王様!? 伯爵の魔の手から、珍獣たちを守りぬけ!

海底火山の噴火で飛ばされたチョッパーを探すため、とある島に足を踏み入れたルフィたち。そこは見たこともない〝珍獣〟たちの楽園だった。その島では、宝を狙うバトラー伯爵一味が、ツノのある動物たちを次々と襲っていた。一方チョッパーは、島の動物たちから、伝説の〝動物王〟として崇められていた。果たしてルフィたちはチョッパーを見つけ出すことができるのか! そして”動物王”チョッパーと、島の少年モバンビーは、バトラー伯爵の魔の手から動物たちを守ることができるのか!?

解説&見どころ

チョッパーが仲間に加わって初となる劇場版、『珍獣島のチョッパー王国』。

タイトル通り、本作の主人公はチョッパーなので、チョッパーファンには堪らない一作でしょう。

チョッパーファンはもちろんですが、ゾロとサンジファンも必見の映画です。

バトラー伯爵に仕える、強力な二人の幹部。

剣の達人ヘビー総裁と、蹴りの達人ホットドッグ将軍。

バトルは、ゾロVSホットドッグ将軍、サンジVSヘビー総裁という組み合わせです。

満身創痍、地形的な不利から苦戦を強いられるゾロとサンジですが、最後には、

ゾロ:「世の中にはもっとすごい蹴りをするやつがいるんだぜ。ムカツクやろーだけどな」

サンジ:「お前の剣なんか、あいつに比べたらクソみてぇなもんだ」

と言って、見事勝利します。

犬猿の仲の二人ですが、互いを認め合っているセリフにグッときます。

8.ONE PIECE(2000)

あらすじ

劇場版第1作! ウーナンの宝を求め、一路、黄金の島へ!!!

〝ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)〟を目指し、今日も航海を続けるルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ。いつも通りのケンカ中、ナミのお宝を泥棒にきたコソドロ三人衆と海賊エルドラゴから襲撃を喰らうが、みごと反撃? エルドラゴに捕らえられていた少年・トビオを助け出す。伝説の大海賊・ウーナンに憧れているトビオの話を聞き、ルフィは「ウーナンがいいヤツだったら仲間にしよう」と、ウーナンが宝を埋めた「黄金の島」へとゴーイング・メリー号の舵をきる。

解説&見どころ

記念すべき劇場版第一作目。

まだ、サンジすら仲間になっていない、ルフィたち4人の冒険の物語です。

絵柄も古く、ルフィたちも今ほど強くはないので、ド派手な戦闘描写を期待してみるとガッカリするかもしれません。

そういった面での物足りなさはたしかにあるかもしれませんが、しかし、今よりキャラクターが少ない分、ストーリーが丁寧に描かれていているので、ひとつの映画作品としての見ごたえはあります。

初期ワンピースを知らない方は、勉強がてら鑑賞するのもいいかもしれません。

ガチファンが選んだ
映画『ONE PIECE(ワンピース)』9~13位

9.ONE PIECE THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜(2008)

あらすじ

海賊旗は信念の証!! 決して春の来ないその島に、いま、奇跡が起きる

高熱で倒れたナミの手当てのため、麦わらの一味がたどり着いたのは、冬島の〝ドラム王国〟。しかし、唯一の医者は雪に閉ざされた山の上…。命懸けの登山でボロボロになった一行を介抱したのは、心優しきトナカイ・チョッパーだった。はじめてチョッパーを「仲間」と言ったルフィに心を許しかけたのもつかの間、国外逃亡していた前王ワポルが総攻撃をしかけてきた! 砲弾が狙うは、山頂の城に掲げられた「桜舞う海賊旗」。海賊旗に込められた、一人の男の熱き想いとはー?

解説

ワンピース屈指の名ストーリー、ドラム王国のチョッパー篇をリメイクした『エピソード オブ チョッパー』。

ロビン、フランキーがすでに仲間に加わっていたり(もちろんビビはいない)、ワポルの兄ムッシュールが登場したり、かなり大胆なリメイクが施されています。

映画の尺に収めるための駆け足気味のストーリー展開は、すでに原作を知っている人向けです。この映画ではじめて「チョッパー篇」に触れる人は、この物語の真の感動知ることは不可能だと思います。

また、リファインされた絵柄はテレビ版とは大きく異なるので、好き嫌いがかなり別れます。

FT

僕は、ハッキリ言って好きな絵柄ではありませんでした。

10.ONE PIECE THE MOVIE 呪われた聖剣(2004)

あらすじ

赤い月、満つる時 一味を脅かす天地激震の戦闘が始まる

伝説の宝刀・七星剣と宝を探すため、アスカ島に到着したルフィたちだが、船番役のゾロが消えた! ゾロを探していたサンジは、島の奥地で美しい少女・マヤに出会い、さらに…彼女の村を襲撃する海軍兵士の中にゾロを発見する。驚くサンジをよそに、マヤが持っていた家宝を奪い去っていくゾロ。一方、ルフィたちは、道場師範・サガ、弟子のトウマと対峙していた。ゾロが奪っていった宝玉の力とは? そしてサガとゾロの関係は? 百年に一度訪れるという赤い満月の夜、すべてが分かる!!!」

解説

5作目にして、ゾロを主役に製作された『呪われた聖剣』。

ゾロファンとして、意気揚々と劇場まで足を運んだ覚えがありますが、肝心のストーリーが面白くありません。

ワンピースをあまり知らない人が作ったんだろうな、と思ってしまいます。

本作ではゾロがサンジのことを名前で呼ぶシーンがありますが、そもそも、原作においてゾロがサンジを名前で呼んだことは、ただの一度もありません。

アニメ版では何度かありますが、それを劇場版の、しかもかなり重要な場面ではやらないでほしかった…

と言うのが、ファンの正直なところです。

細かい箇所かもしれませんが、ワンピースの魅力は、セリフの端々に宿るキャラの関係性や信頼関係にあると思っているので、やはり、これに関してはどうしてもNGです。

実際に、尾田先生が製作に関わっている「ONE PIECE FILM」には、そういったセリフの違和感、ワンピースという作品への無理解は皆無です。

11.ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005)

あらすじ

消えていく仲間たち… 麦わらの一味、抱腹絶倒の大ピンチ

〝偉大なる航路(グランドライン)〟航海中、リゾート地として名高い「オマツリ島」の地図を発見したルフィたちは、いざ寄り道を決行! そんな一行を出迎えたのは、きらびやかなテーマパークに、にぎやかな行進曲とコーラス隊。その中央を割って登場したのは、肩から花を咲かせたオマツリ男爵だった。男爵はルフィに言った。「秘密の宝物をやろう。ただし、地獄の試練を乗り越えられたらな!」…ルフィはすっかり男爵の挑発にのせられてしまうのだが…。試練の真相は? その先にある宝とは?」

解説

今や日本を代表する細田守監督によるワンピース作品『オマツリ男爵と秘密の島』。

ワンピースではない、一つのアニメ映画作品として観ればとても面白いのですが、ワンピースの映画として観れば、本来の世界観を大幅に逸脱した、問題作です。

完全に好き嫌いが別れます。僕には合いませんでした。

作家性が強い細田守監督の作風が、ワンピースには上手く噛み合わなかった、という印象です。

FT

僕自身、細田作品は大好きですが、本作では、細田守の良さもワンピースの良さも、どちらも出ていないように思います。

12.ONE PIECE エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち(2007)

あらすじ

ルフィ、敗れる! それでも守りたい仲間がいる――

〝偉大なる航路(グランドライン)〟を突き進む、ゴーイング・メリー号。そこには、アラバスタ王国の美しき王女・ビビもいた。砂漠の大国・アラバスタは、数年前から続く水不足により、内乱の危機に直面していた。国外調査の結果、諸悪の根源が国の英雄と崇められる「クロコダイル」だと知ったビビは、真相を告発すべくアラバスタへと急いでいたのだ。全面戦争勃発まで、残り時間はあとわずか。ビビは、愛する父を、幼なじみを、国民を、「無益な争い」から救い出すことができるのか!?

解説

今なお語り継がれる、ワンピースの中でも一番ともいえる名エピソード「アラバスタ篇」。

本作『エピソード オブ アラバスタ』でも、原作18巻~23巻のストーリーが描かれています。

そもそも、単行本6冊分のストーリーを分にまとめるというのが土台無理な話で、「エピソード」と言うよりは「ダイジェスト」になってしまっています。

端折りすぎて、もはや何が何だか…

もちろん尺の都合上、物語を大幅に編集してカットするのは仕方のない話ですが、そんなことするくらいだったら、最初から作らないでくれよと思わずにはいられません。

「忙しい人のための90分でわかるアラバスタ篇」として観るのが、おすすめです。

13.ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵(2006)

あらすじ

宝箱の中身は「老婆」!? カラクリ仕掛けの巨敵と麦わらの一味、大一番

大嵐の〝偉大なる航路(グランドライン)〟。沈没寸前の海賊船から運び出した宝箱の中から、黄金総入れ歯のお婆さん(ローバ)が現れた!!  ルフィたちは、伝説の宝・金の冠と引き換えにローバを島に送り届けると約束する。しかし、島に着くと、ローバは島の領主でローバの息子・ラチェットに強引に連れ帰られてしまう…。金の冠の手掛かりを失ったルフィたちは、「島唄」を頼りにお宝探しを開始! ところが、その行く手には、「カラクリ」を使った壮大な罠が仕掛けられていた…。

解説

ゲスト声優の稲垣吾郎や主題歌のNEWSなど、ジャニーズ色が強い作品『カラクリ城のメカ巨兵』。

稲垣吾郎の声の演技はさすがに上手いですし、NEWSが歌う『サヤエンドウ』もワンピースの世界観が反映された名曲です。(CDも持ってます)

ただ、本作での見どころ、推しのポイントは、正直いってその二つだけです。

ストーリー自体は、「ワンピースを全く理解していない人がただ納期のために作ったんだろうな」という印象しかありません。

2000年公開の『ワンピース』以降、毎年製作されていたオリジナルストーリーの劇場版は限界を迎えていたのでしょう。

実際に、翌年からは原作をリメイクした「エピソード シリーズ」が2作連続公開、そして、尾田先生が大きく関わった『ストロングワールド』へと続きます。

番外編

ONE PIECE 麦わらチェイス(2011)

あらすじ

失われた大海賊との絆 誇り高き「チェイス」が幕を開ける

〝偉大なる航路(グランドライン)〟を行く気ままな麦わらの一味に大事件発生!! 昨夜まであったはずの麦わら帽子が、忽然と消えてしまったのだ。大海賊・“赤髪のシャンクス”と約束を交わし預かった、命よりも大切な宝物。「海賊王におれはなる」と決意した日から、どんなピンチに陥っても手放すことのなかった麦わら帽子が、ない、ない、ないッ! 血まなこになって探すルフィたちは、ついに麦わら帽子をくわえた大鷲を発見…。仲間たちと力を合わせ、一味の宝を取り返せ!

解説

こちらは、ランキング外の番外編。

シリーズ初、3DCGで描かれるワンピース世界を楽しめる作品です。

(ピクチャー作品などを期待して観るとガッカリします)

あとがき

個人的に、1~5位の作品は全て、日本のアニメーションシーンに刻まれるレベルの傑作だと思っています。

ワンピース好きの方にはもちろん、これからワンピースを好きになりたい方にもおすすめの作品です。

作者の尾田栄一郎先生が、「ワンピースは後5年で終わりを迎える」と公言されています。

ワンピースをまだ知らない方は、今が絶好のタイミングだと思います。

FT

興奮と感動の海へ出航しましょう。