映画『ミステリー・トレイン』あらすじ・感想【メンフィスで交わるそれぞれの夜】 | The Bird's Nest Hair  
【2020/02/14】New Article Update!

映画『ミステリー・トレイン』あらすじ・感想【メンフィスで交わるそれぞれの夜】

工藤夕貴と永瀬正敏の主演が日本でも話題になった、ジム・ジャームッシュ監督の第4作目『ミステリー・トレイン』(1989)。

メンフィスのホテルを利用することになる3組の登場人物たちのそれぞれの出来事を3編に分けたオムニバス形式の作品ですが、各編のストーリが同時刻帯に進行しお互いに影響し合う群像劇的な要素もあり、それぞれの章の中に様々な仕掛けが散りばめられているのも特徴的。

『ミステリー・トレイン』の評価

『ミステリー・トレイン』のレビュー
演出
(5.0)
音楽
(5.0)
ストーリー
(5.0)
キャスト
(5.0)
リピート
(5.0)
総合評価
(5.0)

3組の別々の人生がわずかに交差する。「わずかに」というところがポイントで、「わずか」だからこそ、とても味わい深い。

音楽も良い。

エルヴィス・プレスリーの「ブルー・ムーン」の粋な使い方。

そして、エルヴィス・プレスリーの「ミステリー・トレイン」ではじまり、ジュニア・パーカーの「ミステリー・トレイン」で締めるラストも素晴らしい。

まるで、列車の音がいつまでも反響するかのように、映画の余韻がいつまでも心に残る。

配役も良い。

工藤夕起と永瀬正敏、ジョーストラマー、スティーブ・ブシェミなど、キャスティングもとにかく素晴らしい。

映画好き、音楽好きの日本人としてはたまらない配役。

『ミステリー・トレイン』スタッフ&キャスト

『ミステリー・トレイン』スタッフ

スタッフ
監督ジム・ジャームッシュ
脚本ジム・ジャームッシュ
製作ジム・スターク
撮影ロビー・ミューラー
音楽ジョン・ルーリー

『ミステリー・トレイン』キャスト

『ミステリー・トレイン』キャスト
ジュン永瀬正敏
ミツコ工藤夕貴
ルイーザニコレッタ・ブラスキ
ディディエリザベス・ブラッコ
ジョニージョー・ストラマー
ウィル・ロビンソンリック・アヴィレス
チャーリースティーヴ・ブシェミ

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『ミステリー・トレイン』あらすじ(ネタバレ)

①:FAR FROM YOKOHAMA(ファー・フロム・ヨコハマ)

テネシー州メンフィスへと向かう列車の中。

日本人の若い男女が一組。

ジュンとミツコ、2人は横浜からこの地にやってきた。

ジュンとミツコは、大の音楽好きだった。

彼らが愛してやまないのは、1950~60年代のアメリカ メンフィスで生まれた音楽。

ハウリン ウルフ、オーティス レディング、ジェリー・リー・ルイス、マディ・ウォーターズ、B.B.キング、ハウリン・ウルフ、ブッカー・T・ジョーンズ、アル・グリーン、カール・パーキンス、そして、エルヴィス・プレスリー…

ジュンはカール・パーキンスを、ミツコはエルヴィス・プレスリーをとくに贔屓にしていた。。

二人を乗せた列車がメンフィスに着いた。

かつてエルヴィス・プレスリーが住んでいた家、「グレイス・ランド」に向かおうとするが、二人は道を間違って、カール・パーキンスらが作品を収録したことで有名なサン・スタジオについてしまう。

その日の夜。

観光で疲れ果てたジュンとミツコは、アーケード・ホテルという小さくみすぼらしいホテルに泊まることにする。

部屋には、エルヴィス・プレスリーの肖像画。

午前2時17分、ラジオからはエルヴィス・プレスリーの「ミステリー・トレイン」が流れていた。

②:A GHOST(ア・ゴースト)

航空会社の手違いにより、メンフィスで丸一日滞在する羽目になってしまったルイーザ。

彼女の目的地はローマで、彼女は音楽にもこの街にも興味はなかった。

新聞を買おうとすると言葉巧みに雑誌も10冊以上買わされ、喫茶店に入ると怪しい男に話しかけられ、お金をたかられる。

その日の夜。

トラブル続きで疲れ果てたルイーザは、アーケード・ホテルという小さくみすぼらしいホテルに泊まることにする。

フロントで従業員と口論になっている一人の女性。歳はルイーザと同じほど。

どうやら、持ち合わせが足りず、宿泊を断られているようだ。

女性の名前はディディ。

ルイーザは、ディディに相部屋で宿泊することを提案する。

部屋には、エルヴィス・プレスリーの肖像画。

午前2時17分、ラジオからはエルヴィス・プレスリーの「ミステリー・トレイン」が流れていた。

③:LOST IN SPACE(ロスト・イン・スペース)

一軒の黒人バー。

ディディのボーフレンド、ジョニーは今日、仕事をクビになってしまった。

おまけに恋人だったディディはこの街を出ていってしまった。

酒でも飲まねぇとやってられねぇ

ジョニーは、友人のウィル(リック・アヴィレス)と、ディディの兄チャーリー(スティーヴ・ブシェミ)と一緒に車を走らせる。

向かう先はもちろん酒屋。

しかし、ここで事件は起きてしまう。

ジョニーが、店主(ロケッツ・レッドグレア)を銃で撃ってしまったのだ。

その日の夜。

3人は身を隠すために、ウィルの義兄が働くホテルに逃げ込んだ。

ホテルの名前はアーケード・ホテル。

部屋には、エルヴィス・プレスリーの肖像画。

午前2時17分、ラジオからはエルヴィス・プレスリーの「ミステリー・トレイン」が流れていた。

『ミステリー・トレイン』感想

人生は、列車に似ているのかもしれない。

運転手は自分自身。

様々な人が乗車する列車(人生)。

家族、友人、知人、他人…

また会う人、もう会わない人…

乗っては降りて、乗っては降りて…

列車は進んでいく。

まるで、ボニーとクライドみたいなジュンとミツコは、日本という現実から逃れ、憧れの地メンフィスへとやってきた。

銃声が聞こえても、「だってここはアメリカだからな」の一言で片づけてしまう。

おいおいおい、いくらなんでももうちょっとビビれよ。と、突っ込んでしまいたくなるけど、それは、野暮というもの。

エドワードジャケットにエナメルのラバーソウル、そして、オールバック…

ロカビリーにキメた永瀬正敏(ジュン)がとにかく格好良い。

まるで、エルヴィス・プレスリーだ。

絶対にカール・パーキンスよりエルヴィス・プレスリーの方が好きだろ。と、突っ込んでしまいたくなるけど、それは、野暮というもの。

そして、工藤夕貴(ミツコ)の可愛らしさというか愛嬌が素晴らしい。

クールで無口な永瀬正敏(ジュン)の口元に大量の口紅を塗りたくって一言、

「これで少しは、幸せそうに見えるわよ」

なにからなにまで最高だ、この二人。

ジム・ジャームッシュの乾いた笑いと、日本人独特の湿っぽさみたいなものが絶妙にマッチしている。

日本人だから、どうしたって日本人が出演している『FAR FROM YOKOHAMA(ファー・フロム・ヨコハマ』を贔屓目に観てしまうが、もちろん、他の二章も素晴らしい。

特に、三章の『LOST IN SPACE(ロスト・イン・スペース)』

伝説のパンクバンド「ザ・クラッシュ」のヴォーカル・ギタリストのジョー・ストラマー(ジョン)が、かなりのクズ男のくせに格好良い。

伝説の一人だけのことはある、というか、画面から漂う色気や雰囲気が尋常ではない。

そして、スティーブ・ブシェミ。

彼はやっぱり、気の毒な役がとても似合う。


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