来週9月22日に、いよいよビートルズの新作映画が公開される。
その名も『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK – The Touring Years』。
このビートルズの新作映画『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK – The Touring Years』は、1970年の『レット・イット・ビー』以来実に46年ぶり、『ザ・ビートルズ・アンソロジー』からは21年ぶりとなる、全世界ビートルズファン待望のアップル公式作品です。
この映画は、平成生まれの若い世代こそ観るべき映画です。
Mokuji
全てを変えたバンド、THE BEATLES
ビートルズはロックバンドを変えた
ロックバンドの原点というか、ひな形を作ったのは間違いなくビートルズ。
どういうことかというと、例えば、自分たちで作詞作曲をして自分たちの演奏で曲を披露する。これ、今では当たり前ですが、最初にこういったモデルケースを作ったのもビートルズです。ビートルズのデビュー当時はバンドのメンバー以外に作詞作曲をする人、所謂作詞家・作曲家が別にいて、歌を作る人と歌を歌う人は完全分業制だったんです。
しかし彼らはそんな当時において、自ら作詞作曲をし、歌い、楽器を演奏した。つまり彼らはシンガー・ソングライターで、この圧倒的オリジナリティこそ、彼らの全世界的人気の要因だったんです。
つまり、極論、今いるバンドは多かれ少なかれ、ビートルズの作ったレールの上を歩いているということなんですよ。自分たちで作詞作曲してる時点で。
だから若い世代こそ観るべきなんです。
ビートルズはカルチャーを変えた
デビュー当時のビートルズといえば、4人全員がお揃いの衣装に身を包み、髪型はとえば、あのマッシュルームカット。男は短髪の時代においてあの髪型はめちゃくちゃ異端でした。それまでロックといえばエルビスプレスリーであり、彼はそう、短髪でした。しかし、ビートルズはロック=長髪という新たなスタンダードを作り上げました。
ビートルズは常識を変えた
ビートルズの人気は、彼らの母国イギリスだけでは留まることはなく、1964年、ついに彼らはロック誕生の地に上陸する。ビートルズはアメリカでも熱烈な歓迎を受け、アメリカの超人気音楽番組「エド・サリヴァン・ショー」に出演。
その時の視聴者数はなんと7,300万人。
記録破りもいいとこです。ビートルズに常識は通用しません。
ビートルズは最強のロックスター
ビートルズの魅力は、誰でも1度聴いただけで虜になってしまう、あの聴きやすいギターリフやメロディー、国籍や時代を問わない普遍のポップさでしょう。
優れたポピュラーミュージックは、パッと聴いただけで1発KOされます。フレーズもメロディーずっと頭から離れない音楽。つい口ずさんでしまう音楽。まるでどこか会ったことがあるかのような音楽。ずっと探していた音楽。
ビートルズの音楽は213曲すべての曲がそうだといっても過言ではありません。
ポップはロックじゃない。という人がいます。でもビートルズを聴いてもそれ言えんのかよ?って思います。
GLIM SPANKYの松尾レミさんが代弁してくれていました。説得力あるなー。
「ポップなことをやったらロックじゃない。ひねくれた、わかりにくいのがロックだっていう人もいるけど、じゃあビートルズを見てみろ!って(笑)。ビートルズは最強のポップ・バンドでロック・バンド。聴きやすいリフやメロディやキャッチーな音で“どうだ、これがロックだろ”っていうふうに私たちはやっている。そのお手本がビートルズなんですよ。最強の先輩」
https://deepriverman.com/post-568/
ビートルズ最新映画の見所
ビートルズの軌跡
イギリスの港町、リヴァプールで結成され、世界中の音楽と文化に大きな影響を与えたザ・ビートルズ。
今では音楽の教科書にも彼ら4人の名前が載っています。中学校の音楽のテストで、「ビートルズのメンバー4人の名前を答えよ」という問いがありました。簡単すぎて草生えた覚えがあります。
ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、この4人の若者がいかにして世界一のバンド「ザ・ビートルズ」になったのか。この映画は、その軌跡を様々なライブ映像や、当時の熱狂する若者たち(ビートルマニア)のファンの姿と共に描かれています。
ビートルズの貴重な未公開映像
本作には今まで明かされることがなかった貴重な未公開映像が多数使用されているとのことで、ビートルズの歴史のみならず、ロック史においても重要な作品となるでしょう。
アカデミー賞受賞監督作品
今作メガホンを取るのはロンハワード監督。
アポロ13やダヴィンチコード等、数々の名作を手掛けている名監督。
2001年のビューティフルマインドででアカデミー賞を受賞しています。
一流監督が描く世界一有名なロックバンドの軌跡。素晴らしくないはずがない。
この映画は軌跡であり、奇跡です。
リアルタイムでビートルズの衝撃を体験している往年のファンはもちろん、ぼくら平成生まれの若者こそ観るべき映画である。特にロック好きは必見。