【ライブレポ】星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』【ネタバレ&感想】

ついに始まりました、星野源自身初の5大ドームツアー“星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』”

2月2日。初日、京セラドーム公演行ってきました。
京セラドームの端から端までぎゅうぎゅうぱんぱん。京セラドームはポールマッカートニーのライブ以来ですが、どう見ても星野源の方が人多い。凄まじい光景でした。

この記事はセットリストをはじめ、ツアーのネタバレを多く含んだ内容になっています。タバレOKの方のみお読みください。

星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』セットリスト

それでは早速セットリストを。

ー第1部ー

1.歌を歌うときは

2.Pop Virus

3.地獄でなぜ悪い

4.Get a Feel

5.桜の森

6.肌

7.Pair Dancer

8.Present

9.サピエンス

10.ドラえもん

ーセンターステージー

11.ばらばら

12.KIDS

13.プリン

14.くせのうた

ー第2部ー

15.化物

16.恋

17.SUN

18.アイデア

19.Week End

20.Family Song

ーアンコールー

21.君は薔薇より美しい(布施明カバー)

22.時よ

23.Hello Song

星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』感想&ネタバレ

どんどんシンプルになるステージセット

「会場が大きくなったからといって、ド派手な装置や照明、特別な仕掛けはあまりしたくない。なるべくライブハウスのような感覚のステージをこれからもやっていきたい。その方がお客さんとの距離もきっと近いままだから。」これはイヤーブック YELLOW MAGZINE2に載っていた星野源のインタビューでの発言です。

きっと今回の初ドームツアーでも星野源の思想や信念は少しも変わっていないんだと思います。

思います。というか、変わっていないんだということを実感しました。見せつけられました。

『YELLOW VOYAGE』 『continues』 そして今回の『TOUR POP VIRUS』。 舞台装置がどんどんシンプルになっていってるんです。『YELLOW VOYAGE』と『continues』は映像を見比べれば一目瞭然です。

『TOUR POP VIRUS』は、バンドメンバーとストリングスチームの所定場所と長く続く花道とセンターステージが組まれただけの超シンプルなステージでした。
装飾もない、至ってシンプルなステージ。照明も必要最低限の印象でした。

どこまでも普通な男、星野源

ドームだからといって、特別気構えず、むしろ今まで通り、いや、今まで以上に“普通”を貫いていた星野源。

まずもって衣装からして赤パーカーにワイドパンツ、そしてスニーカー。めっちゃ普通。コンビニ行くときの格好です。バンドメンバーもストリングスチームもみんな“私服”のような普通の服装。(もちろん衣装だと思いますが)

衣装も“普通”、ステージセットも“普通”。そして星野源は行動も“普通”です。

ドームのステージで鼻をかみ、寝転び、仲間たちとくだらないことで爆笑し合って、挙句座り込んでトランプを楽しむ。

普通のステージセットで普通の格好して普通に過ごす。普通の行動をドームで普通に行う。
これってとてもアナーキーなことだと思います。普通とアナーキーは対極なようでいて、じつは、イコールです。例を挙げるとタモリさんとか、もう、まさにそんな方ですよね。

大衆に支持される王道になる人というのは、普通でアナーキーな人だったりしますよね。

星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』詳細レポ(ネタバレ)

まさにウィルスをばら撒くかの如くブラックミュージックのグルーヴで幕を開けたツアー Pop Virus。黒いリズムで会場を揺らし踊らせます。1曲目は『Pop Virus』だと予想していましたが、まさかの星野源の1stシングルのカップリング曲『歌を歌うときは』の弾き語り。

1対40000。星野源の覚悟と自信が感じられる幕開けでした。

そして第1部のラスト、『サピエンス』から『ドラえもん』への繋がりはこの日最初のハイライト。バンドのサウンドがえげつなかった。

第1部から続くセンターステージでは、ドームという最大規模の会場で自由気ままに軽やかに音楽を音楽してみせる姿が何より印象的で、会場がどれだけ大きくなってもこの人の基本スタンスは変わらない、“本気でふざける”“ 楽しむために頑張る”、変わらない姿勢に胸が熱くなったファンはきっと僕だけではないはず。

『化物』で始まった第2部では、みなさんお待ちかね星野源の王道中の王道をこれでもかと畳み掛けるフルコースセットリスト。
『恋』『SUN』から『アイデア』へ繋がる流れはまさに圧巻で、各曲に込められた尋常ではない熱量に会場の温度は+3度は上がったはず。

個人的に『恋』の扱い方がいいな思いました。なんというか、良い意味で雑。
「さぁ皆さん、“恋”ですよ。歌って楽しんでね」。金テープも噴射されるし「さぁ!ここ盛り上がるところだよ!」という印象が強かった前回のcontinuesツアーでは、『恋』は1つのハイライトとしての役割を担っていました。

今回のツアーでは、『恋』は“ただの1つ”の星野源の持ち曲として、もっと自然にもtっとニュートラルに、サラッと演奏された印象を抱きました。
それがなんというか、大ヒット曲の呪縛というか足枷みたいなことを一切感じさせないでいて、最高でした、個人的に。

そしてなんといってもラストの『Hello Song』。
4万人と笑顔で手を振り合う万感のフィナーレ。この瞬間、景色に涙せずにして何に泣くというのだと思うほど素晴らしい大円団。

日本でもっともドームを無駄に遣う男、星野源

普通の格好して普通のステージセットで普通に楽しむ。ドームの無駄遣いです。(もちろん良い意味で)

装置や設定に装飾に支配されず、頼らず、生身の人間が生み出す音楽、ただそれだけをもって何万人という観客と対峙する。だから星野源のライブはどこまでも響くし、伝わるし、感動します。

どこまでも優しくてどこまでも本気のライブでした。

あとがき

星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』

星野源の“今”と“好き”が詰まった最高の空間でした。