『呪術廻戦』のあらすじ・登場人物・用語を解説【少年ジャンプの次世代看板漫画】 | The Bird's Nest Hair  
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『呪術廻戦』のあらすじ・登場人物・用語を解説【少年ジャンプの次世代看板漫画】

*2019/11/25 追記

アニメ化決定の公式発表が遂にきました!


2019年、最も知名度が上がった少年ジャンプ作品と言えば、間違いなく『鬼滅の刃』ですが、

FT

2020年は『呪術廻戦』の人気が爆発します。間違いありません。

本記事では、『呪術廻戦』のあらすじ・用語・登場人物・読みどころ(見どころ)をご紹介します。

『呪術廻戦』あらすじ

 
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幼いころから祖父に育てられた少年・虎杖悠仁。

生れつき常人離れした身体能力・驚異の運動能力を持つ彼に、育ての親である祖父は一言、

「オマエは強いから人を助けろ」

そう言い残して、この世を去った。

祖父が他界したその夜、この世でひとりぼっちになった虎杖の前に現れた、呪術士の少年・伏黒恵。

彼は虎杖が以前に拾った特級呪物「両面宿儺の指」を探して、この地(仙台)にやってきたのだという。

本来、厳重に封印をしなけれればならない呪物、このまま放っておくと死人が出るほどの危害を周囲に及ぼす…。

「だから、そうならない前に呪物を渡せ」と虎杖に凄む伏黒。

…しかし、時すでに遅し。

「両面宿儺の指」は、すでに虎杖の知人(学校の先輩)の手に渡っており、「指」にわずかに施されていた封印も解けてしまった。

封印を解かれた「指」は、呪霊(呪い)たちにとってこの上ない「餌」。込められた強大な呪力を取り込み、新たな力を得ようと学校に集まる呪い。

虎杖は伏黒とともに、知人を助けるために事が起きている現場に向かうが、呪術師である伏黒は、虎杖を助けるために負傷してしまう。

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「呪いは呪いでしか祓えない」。いかに常人離れした身体能力を誇る虎杖といえど、呪いに有効打を喰らわすことができない。絶体絶命。

「オマエは強いから人を助けろ」。祖父の力を思い出した虎杖は、一か八か、強力な呪力が込められた、猛毒の「両面宿儺の指」を呑み込んだ。

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本来、常人が口にすれば即死する代物だが、幸か不幸か、虎杖は両面宿儺の「器」となる素質を持っていた。

危機的状況を打開できたものの呪物をその身に宿した虎杖は、呪術師たちの討伐対象となってしまった。

最強の呪術師にして呪術高専1年の担任、五条悟は、虎杖に「二つの死に方」を提示する…。


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『呪術廻戦』用語

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呪力

相手を呪う力。

全ての呪術師は、この呪力にとって「術式」や「領域展開」を行う。

呪力がない一般的な人間は、呪いを祓うこと・見ること・触れることができない。

呪力の有無は生れつきによるもの。後天的な例は現在、虎杖のみ。

術式

「呪力」を利用して式を発動させる、「呪術師」の基本戦闘手段。

呪術師

呪いの力で呪いを払う人間。

自身に流れる呪力を使用して「術式」、「領域展開」をおこない呪霊を祓う。

基本的に呪術師の活動拠点・本部は「呪術高専」だが、呪殺を生業とする「呪詛師」と呼ばれる悪の呪術師は、これに当てはまらない。

呪術師のグレードは、特級~4級に分かれており、頂点に君臨する特級呪術師はわずかに4人。

呪霊(呪い)

人間の身体から生み出される負の感情(辛酸・後悔・恥辱といった)が具現し、意思をもった存在。

呪霊は、特級~4級にクラス分けがされている。

しかし、特級以上の階級が存在しないため、同じ特級呪霊であっても力の差が大きい場合もある。

領域展開

限られた呪術師しか使用することができない、呪術師の奥義。

その効果や外見は人に使用する人物によって様々。

人間や呪いが持つ「生得領域」を、術式を付与した呪力によって周囲に構築・具現化したもの。

領域展開に必要な呪力は膨大だが、「環境要因による術者の能力上昇」「領域内で発動した付与された術式は対象に必ず的中する」というメリットが存在する。

『呪術廻戦』登場人物

虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)/CV:榎木淳弥


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都立呪術高専1年生

本作の主人公。

「SASUKEを全クリした」「ミルコ・クロコップ(存命)の生まれ変わり」「50メートルを3秒で走る」などと噂されており、実際に砲丸投げ(投げ方がわからずピッチャー投げになった)で砲丸を30メートル弱先のサッカーゴールの枠に食い込ませる、地上にいたにも関わらず4階の窓から教室に飛び込んで呪いを蹴り飛ばす、鉄筋でないものの建物の壁を素手で破るなど常人離れした膂力を見せる

数々の逸話をもつ運動神経お化け。

ある時、たまたま手にした特級呪物「両面宿儺(りょうねんすくな)の指」。呪霊に襲われた先輩を救うため、虎杖はそれを呑み込んだ。

並の人間であれば触れるだけでも死に絶えるほど強大な呪力をもつ呪物。それも「呪いの王」と恐れられる両面宿儺の指を呑み込み、平然としている虎杖。

彼には「器」があった。両面宿儺の呪力を抑え込む器が。

この出来事をきっかけに、虎杖は呪術師の世界に足を踏み入れることになる。

『黒閃(こくせん)』

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呪力を込めた打撃が空間をゆがめ、纏わせた呪力が黒く光る現象。

発生条件は、打撃との誤差0.000001秒以内に呪力を衝突させること。

本来、狙って放つことはできない偶然の産物だが、天性の格闘センスをもつ虎杖は、黒閃の発生率が群を抜いて高い。

『逕庭拳(けいていけん)』

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一度の打撃で二度の衝撃(ダメージ)を与える術式。

虎杖の超人的な身体能力によって繰り出される拳に、呪力が「遅れる」ことで発生する。

伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)/CV:内田雄馬

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都立呪術高専1年生

呪術師の名門「禪院(ぜんいん)」の血を継ぐ天才エリート少年。

冷静沈着で不愛想ながら、実は情に厚い良いヤツ。

戦闘スタイルは式神使い。自身の影を媒体にした十種の式神を操る。

戦闘の際は、両手で影絵を作り出して式神を顕現する。

『領域展開・嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)』

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伏黒の領域展開。

領域内を液状の影で覆いつくし、影から式神を多数同時召喚し、攻撃を加える。

相手の攻撃は、液状の影に入り込むことで退避。

未完成ながら強力。

『十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)』

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影を媒体にして戦う伏黒の基本戦闘術。

十種影法術には現在、以下のような誓約と制限がある。

  • 同時に顕現可能な式神は二体まで
  • 完全に破壊された式神は二度と顕現することはできない
  • 破壊された式神に込められた術式・能力は他の式神に引き継がれる

 

釘崎 野薔薇(くぎさき のばら)/CV瀬戸麻沙美

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都立呪術高専1年生。

実家から盛岡まで4時間かかる田舎出身のため、東京へのあこがれが人一倍強い。

非常にサバサバとした男勝りな性格ながら、たとえ自分に危害が及ぼうとも、困っている人を助ける心優しいい一面もある。

恋バナやおしゃれが大好きJKながら、戦闘での使用武器は「五寸釘」と「金槌」。場合によっては「藁人形」という、なんかもう色々とスゴイ。

遠距離にいる相手に呪力を込めた釘を金槌で打ち込んで攻撃するのが、基本的な戦闘スタイル。

接近戦が苦手。

『芻霊呪法(すうれいじゅほう)』

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呪力を込めた釘を金槌で飛ばして攻撃する呪法。

打ち込む釘の本数によってダメージや変化する。

(まるで適役のような笑顔ですが、本作のヒロインです)

『共鳴り(ともなり)』

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対象者の一部や呪いを重ねた藁人形に釘を打ち込むことで、物理的距離を無視してダメージを与える技。

釘崎本人が敵の何らかの術式にかかった場合、自分自身の身体に共鳴りを発動させ釘を打ち付けることで、術式をかけた敵に遠距離でダメージを与えることができる。

(悪い顔してますが、ヒロインです)

五条 悟(ごじょう さとる)

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都立呪術高専教師(1年の担任)

作中最強キャラ。自他共に認める最強。

負ける未来どころか、戦いにおいて負傷する姿すら全く想像できないほどの圧倒的強さ。

普段はサングラスかアイマスクのようなもので両目を隠しているが、戦闘時には開眼。そして最強。

マイペースで掴みどころのない飄々とした性格。

本心を表に出そうとはしないが、「虎杖」「伏黒」「釘崎」の3人のことは、それぞれ「悠仁」「恵」「野薔薇」と下の名前で呼び、大切な生徒として扱っている。

あらゆる場所に存在する「無限」を現実に変える「無下限術式」の使い手。

全ての物理的距離は五条の前では意味をなさず、どれほど離れた場所にも瞬間移動が可能。

また、相手の攻撃は五条に近づくにつれ速さを失う。五条の周りにある無限に拒まれ、触れることすらできない。

自分の攻撃を必中させ、相手の攻撃は決して受け付けない、チート能力。

『術式反転・赫(あか)』『術式順転・蒼(あお)』

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触れた瞬間、相手をすさまじい勢いで弾き飛ばす『赫』。

(『蒼(あお)』の詳細は不明)

『虚式・茈(むらさき)』

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『赫(あか)』と『蒼(あお)』を掛け合わせた術式で、超高密度エネルギー弾のような技。

木々をなぎ倒し、抉り取った地面からは地層が見えるほどの威力を誇る。

『領域展開・無量空処(むりょうくうしょ)』

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無下限内に閉じ込めた相手の全ての生命的活動に、無限回の作業を強制する。

知覚や伝達にさえも無限回の作業が発生するので、いつまでも情報が完結しない。

(正直僕もあまり理解できていないが)例えるなら、情報が処理仕切れない壊れたパソコンのようなもので、相手は動くことすらできない。

つまり、無料空処を発動した時点で五条の勝ちが確定する。

『呪術廻戦』読みどころ

①:スピーディな展開

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本作における「スピーディ」とは、次から次に強敵が増えるとか、回を追うごとに仲間が集まるとか、主人公たちが新しい必殺技を習得するとか…そういったことではありません。

では、何がスピーディなのか?

主人公や仲間たちが成長するにつれて経験する心の葛藤や絶望、その描き出し方、処理の仕方がとにかくスピーディ、早いのです。

「規律を破ってでも仲間を助ける」「殺した敵が、ただ操られているだけの何の罪もない人間だった」

例えば、これらは物語の定番です。

漫画だけではなく、アニメも映画も小説も…この世に存在する多くの物語には、こういったエピソードが必ず盛り込まれています。

当然、『呪術廻戦』でも描かれていえます。

しかし、こういった展開、正直いって読者は飽きているわけです。「どっかで読んだ・見たやつだ」って。

作者の芥見々先生は、そういった読者心理をよく理解されている方だと思います。

『呪術廻戦』は、物語の定番「主人公の葛藤や絶望」を変に引き延ばすことなく、次へ次へと物語を進めてくれる。

そのテンポの良さ、スピード感がとにかく心地良い。

もちろん、テンポが早いからといって、キャラクターの心情を適当に、うやむやに、雑に扱うことはしていません。

しっかりと自分の気持ちにケリをつけた上で、彼らは次のフェーズへと進んでゆきます。

②:独自のフィルターを通した「○○っぽい」

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『呪術廻戦』には、これまでの歴代ジャンプ作品からの影響が見て取れます。

「○○っぽい」てやつですね。

身体能力の高い主人公・クールな黒髪ライバル・紅一点(でも気の強い女の子)、そして最強の先生…この四人一組をみて、『NARUTO』を連想するなという方が不可能です。

絵のタッチ(特に手の描き方)やナレーションが入る戦闘描写は『HUNTER×HUNTER』を、キャラクター造形や演出、技のセンスは『BLEACH』を、語感が冴えわたる会話劇は『ジョジョの奇妙な冒険』を思い起こさせます。

『呪術廻戦』が面白いところ、素晴らしいところは、これら先代から得た養分・オマージュを隠すことなく堂々と描き、しかもそれが単なる借り物ではなく、作者自身のフィルターを通して、作品にオリジナルとして結実しているところです。

どれだけ高級な食材を集めても、肝心の料理人の腕がそれに見合ってなければ、せっかくの食材は台無し。料理は失敗に終わるでしょう。

『呪術廻戦』は、食材(オマージュ元)も、料理人の腕(芥見下々のセンスと力量)も、共に三ツ星です。

③:映画の1シーンのような漫画表現

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『呪術廻戦』の見どころを語る上で欠かせないのが、「映画的なコマ割りテクニック」です。

動画である映画のような映像を、静止画である漫画で表現する。

キャラクターめがけて放たれた一発の銃弾。引き金が引かれ、こちらに向かってくる銃弾はスローモーション。そして、キャラクターに着弾すると同時に本来のスピードに戻る。

映画でよくある映像演出ですよね。

『呪術廻戦』では、こういった表現が紙一枚の上で見事に表現されています。

ページをめくる手は止まらず、めくったと同時に感嘆のため息が漏れる、あるいは、息をのむ。

そして、ここぞ!というときの見開きいっぱいに描かれたキメの絵も、とにかくカッコイイ。

あとがき

FT

2020年は、間違いなく『呪術廻戦』イヤーになります。

現在(2019年11月)単行本は7巻までしか発売されていないので、十分に後追い可能です。

「平成」少年ジャンプ作品のDNAを正しく受け継いだ、「令和」少年ジャンプ作品の面白さを、是非リアルタイムで。