『インディーズ・ロック』と『インディー・ロック』の違いって?【調べてみた】 | The Bird's Nest Hair  
【2020/03/04】New Article Update!

『インディーズ・ロック』と『インディー・ロック』の違いって?【調べてみた】

『インディーズロック』『インディーロック』の違いがはっきりと説明できる方が、果たしてどれだけいるでしょうか?

と、偉そうに問いかけている僕も、二つの違いをさっぱり理解していなかったので調べました。

本記事では『インディーズロック』の『インディーロック』違いをお伝えします。

『インディーズ・ロック』と『インディー・ロック』の違い

『インディーズ』と『インディー』と、「ズ」があるかどうか、文字で表すとそれだけの違いですが、根本的な成り立ち、意味合いは大きく異なるということが分かりました。

『インディーズ・ロック』とは?

【インディーズ・ロック】
映画や CD 製作などで,大手の製作会社に所属しないで,独自に製作・販売を行うプロダクションや会社。また,それにかかわる作家・音楽家。
ー三省堂ー

『インディー・ロック』とは?

【インディー・ロック】
いずれの時代においても「流行からはかけ離れた、独特な音楽性をもったバンド/音楽」を指して使われる言葉である。ムーヴメント発生当時は流行歌を好む音楽ファンからは、その音楽性は理解しにくいものが多かった。
ー三省堂ー

つまり、まとめると

『インディーズ・ロック』と『インディー・ロック』の違い

【インディーズ・ロック】音源の製作・販売、その他のプロモーションまで全て自分たちの力で行うバンドが作り出したロック。
【インディー・ロック】=反大衆的であり、独自の世界観・音楽性を確立しているバンドが生み出したロック。

あなたは普段、どちらの観点からロックを聴くことが多いでしょうか?

バンドが活動する姿勢や方法に共感して『インディーズ・ロック』を聴きますか?

インディーズ・バンドの代表格には、「ハイスタンダード」や「エルレガーデンが」などがあげられます。

メジャーレーベルを通さず、活動方針から製作、プロモーションまで全て自分たちの力で行うその男気あるDIYの姿勢に共感し憧れる気持ち、分かります。

それとも、楽曲に込められた反権力なメッセージ、唯一無二の世界観に惹かれて『インディー・ロック』を聴きますか?

『インディー・ロック』。まだあまり有名ではない、メジャーではない楽曲。そのようなイメージがたしかにありますが、たとえ、メジャーレーベルに属していたとしても、売れ線に走ることなく自分たちの音を出し続けているバンドから鳴らされた楽曲は、『インディー・ロック』と呼べるのではないでしょうか?


『インディーズ・ロック』には、「メジャーレーベルに所属せず自分たちで活動を行うバンドが作り出した曲」という明確な基準・線引きが存在しますが、『インディー・ロック』には、はっきりとした区切りが無いことが分かりました。

『インディー・ロック』の歴史

明確とした基準が存在しない。

『インディー・ロック』とは、一つの音楽ジャンルのようなものだということがわかりました。

そもそも『インディー・ロック』の広がりは、1980年代後半から90年代にかけて、イギリスのマンチェスターを爆心地として巻き起こった一大ムーブメント、『マッドチェスター』端を発したと言われています。

当時、ムーブメントの中心に存在していたバンドたちは反大衆的音楽を自主制作で発表するバンド、つまり、現在まで続く『インディー・バンド』のアイデンティティを作り上げたバンドが多く、『インディー・ロック』という概念、呼称はこの頃から広まったそうです。

しかし、『マッドチェスター』ムーブメントは想像を超えた大きなムーブメントであったが故に、やがて肥大化してしまう運命にありました。

本来、反大衆的な『インディー・ロック』が多くの人々から、つまり大衆から愛されるという逆転現象が生じたのです。

それに伴いインディー・バンドたちの認知度は上昇し、バンドたちは次第にメジャーレーベルから作品を発表するようになります。

大衆的なメジャーレーベルから半大衆的な『インディー・ロック』が発表されるという逆転現象が、ここでも起き始めたわけです。

こうした歴史もあり、『インディーズ・ロック』と『インディー・ロック』は混同されがちです。

現在の『インディー・ロック』

音楽のジャンル。人々の趣味嗜好がかつてないほど細分化された現在。

『インディー・ロック』と言われても、正直ピンとこないのが事実かもしれません。

メジャー、インディーズレーベルの大小、規模に関係なく、「半大衆的で独自の個性、音楽性、スタイルを持ちわせているバンド」が生み出す楽曲が『インディー・ロック』と呼べるのである。

程度に認識するのが、しっくりきますね。

日本インディーバンドの名曲

1.おとぎ話

は世界を敵にまわした どうだい? 最高の気分さ
かかって来いよ 未来

歌詞が持つ力強さと格好良さ。

少しレトロでこの上なくキャッチーで透き通ったな曲とギター。革新的で核心的な歌詞。

気の合う仲間が集まって好き勝手音楽を作ってる感じがたまらない。バンドの魅力ってたぶんそういうもの。

おと君ぎ話の世界観が、僕は好きだ。

2.シャムキャッツ

2010年代のジャパニーズインディーシーンを牽引してきたバンド、シャムキャッツ。

ご存知の方多いかもしれませんが、もし知らない人がいたらあれなので紹介します。

なんでもない日常を素晴らしいものに変えてくれる歌詞とメロディーは、なんだか新海誠作品に通じるものがるなーと、「君の名は。」を観て思いました。

優れたポップミュージックは、時代が変わろうとも色褪せない。と同時に、その曲が産み落とされた時代を、写真のように的確に切り取ったものである。

ってだれか言ってたけど、シャムキャッツの曲たちはまさしくそんな感じ。

新曲のマイガールが良すぎてやばい。

3.never young beach

西海岸のはっぴぃえんどとも称されるそのサウンドは、往年のロックファンこそ必聴。

新世代インディーバンドとしてブレイク必至、最注目バンドです。

どこまでも浮遊するかのようなサイケデリックフォークが耳に心地いい。

木漏れ日のようなサウンドとフロントマン阿倍のささやくような歌い方は1度聴いたら必ずハマります。

4.Boys Age

これまじで日本人かいってぐらいに日本人離れしたサウンドとバランス感。

予備知識なしにBoys Ageの音源だけ聴いて、日本人だと気づく人はたぶんいない。

サイケデリックでチルアウト、ローファイポップなサウンドは病みつきになります。

ちなみにここ日本では知名度皆無ですが、海外ではしっかりとその才能を認知されています。うーむ。

5.SaToA

良い。最高。かわいい女の子3人が楽しそうに楽器を演奏している。最強でしょう。それこそロックです。

楽器を手にして間もないような演奏、でも宝石のようなメロディーの数々が、彼女たちの初々しさとともに光り輝いています。

2014年デビューの新世代ガールズバンド。

6.Bo Ningen

メンバー全員日本人。

しかし活動の拠点はイギリス、ロンドン。

流石ロックの本場で鍛えられただけはあるといいますか、凄まじいサイケロックを聴かせてくれます。やばいっす。マジで吹っ飛びそうになります。

「あの」プライマルスクリームのUKツアーのオープニングアクトを、全ての会場で任されるほどの実力と知名度です。

あとがき

例えば2019年、爆発的にブレイクした「King Gnu」。

紅白初出場も決定し、日本全国のお茶の間に映し出される彼らは、まさに大衆的だと言えます。

しかし、彼らのリリースする楽曲は?

「流行からはかけ離れた、独特な音楽性をもった音楽」

確かに『インディー』の精神が宿っています。

インディーズとしてDIYの道をひたすら突き進むバンドが生み出した『インディーズ・ロック』

大衆的に認知されても尚、自分たちを殺さないバンドが作り出す『インディー・ロック』

あなたはどちらを聴きますか?

僕はどっちも聴きます。

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