『フランシス・ハ』あらすじ・感想・意味【モノクロで描かれる一人の女性の人生】 | The Bird's Nest Hair  
【2020/03/04】New Article Update!

『フランシス・ハ』あらすじ・感想・意味【モノクロで描かれる一人の女性の人生】

2014年(アメリカでは2012年)公開の映画『フランシス・ハ』のスタッフ&キャストと、タイトルの意味、感想をまとめました。

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とくに、人生に迷っている20代の方におすすめの作品です。

『フランシス・ハ』スタッフ&キャスト

(C)Pine District, LLC.

『フランシス・ハ』スタッフ

『フランシス・ハ』スタッフ
監督ノア・バームバック
製作ノア・バームバック/スコット・ルーディン
脚本ノア・バームバック/グレタ・ガーウィグ
撮影サム・レヴィ
音楽(主題歌)デヴィッド・ボウイ

監督:ノア・バームバック

ニューヨーク・ブルックリン出身の映画監督、ノア・バームバック。

監督・脚本を務めた2005年公開の作品『イカとクジラ』でアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、一躍脚光を浴びます。

本作『フランシス・ハ』は、バームバック自身のホームグラウンドであるニューヨークをモノクロで描き、そこに暮らすキャラクターたちを、生き生きと描ています。

また、主演のグレタ・ガーウィグとは交際関係にあり、現在、新作の脚本を共同で執筆しているそうです。

主題歌:デヴィッド・ボウイ

主題歌は、伝説のアーティスト、デヴィッド・ボウイが1983年にリリースした名曲、モダン・ラヴ(レッツ・ダンス収録)。

There’s no sign of life
It’s just the power to charm
I’m lying in the rain
But I never wave bye-bye
But I try, I try

何処にもない 生きている形跡が
それはただの権力だ  惹きつけるための
僕は横たわっている 雨の中で
なのに決して手は振れない サヨナラの
でも僕は挑戦する 挑戦して行く

『フランシス・ハ』キャスト

『フランシス・ハ』キャスト
フランシスグレタ・ガーウィグ
ソフィーミッキー・サムナー
レヴアダム・ドライバー
ベンジーマイケル・ゼゲン
パッチパトリック・ヒューシンガー

グレタ・ガーウィグ

アメリカ・カリフォルニア出身の女優、グレタ・ガーウィグ。

女優としてだけではなく、監督、脚本、製作など、ガーウィグの活動範囲は多岐に渡ります。

自信が、監督・脚本を務めた2017年公開の映画『レディ・バード』は各国で絶賛され、アカデミー賞監督賞にもノミネートされました。

現在は、パートナーのノア・バームバックと、新作の脚本を共同執筆中。

アダム・ドライバー

『スターウォーズ』シリーズのカイロ・エン役としても有名な俳優、アダム・ドライバー。

本作ではその名の通り、ドライブ好きの多趣味な青年を演じています。

2019年12月6日よりNetflixで独占配信される、ノア・バームバック監督最新作『マリッジ・ストーリー』では、主演を演じることでも大きな話題を集めています。


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『フランシス・ハ』あらすじ

(C)Pine District, LLC.

プロダンサー見習のフランシスと出版社に勤めるソフィーは、大学時代の同級生で、大の仲良し。彼女たちはルームシェアをしていて、文字通り、いつも一緒。

ある日、彼氏から同棲を持ちかけられたフランシスは、ソフィーとの共同生活を優先し、彼氏と別れれてしまう。

でも、ソフィーは、そうではなかった。彼女は、フランシスではなく恋人を優先させた。彼女は、あっさりと部屋を出ていってしまった。

ひとりでは到底家賃を払うことは出来ないフランシス、彼女もソフィーと二人で過ごした部屋を後にする。

新しいルームメイト、故郷カリフォルニア、フランス・パリ、多くの場所を転々とするフランシスは、自分の居場所、夢、人生を見つめ直していく…。

『フランシス・ハ』ネタバレ

(C)Pine District, LLC.

オチからお伝えすると、プロのダンサーになるというフランシスの夢が叶うことはありませんでした。彼女は、ステージの上で輝く自分自身の姿をずっと夢みていましたが、己の才能の限界、現実を知ってしまいます。

しかし、フランシスは自分の力を最大限発揮できる場所を見つけることができたのです。彼女の才能が輝く場所、それは舞台の上ではなく、舞台の袖だったのです。

フランシスは振付師として、新たな一歩を踏み出すことを、この映画の最後で決心しています。

自由で、軽やかで、危なっかしくて、自分勝手で…

まるで彼女そのもののような、まるで無邪気な子どものような…そんな、彼女の振り付けは、彼女の恩師をはじめ周囲から絶賛されました。

昔、思い描いていた夢や日常とは少し違うけど、フランシスは、今日もニューヨークの街で軽やかに生きるのです。

『フランシス・ハ』のタイトルの意味

(C)Pine District, LLC.

タイトルの直接的な意味が明らかになるのはエンドロールの直前、本編の最後の最後です。

彼女、フランシスの本名は「Frances Halladay」。

郵便ボックスに本名を記した紙を差し込もうとするけど、長くて全部が収まらない。

だから、途中まで折り曲げて『Frances Ha』と、いうわけです。

『Ha』のもうひとつの意味

あと、個人的に、『フランシス・ハ』の「ハ(Ha)」は、間投詞のような意味合いも込められているのかな、と思いました。

この映画では「haha」と笑うシーンが、2回(本当はもっと多くあるかも)でてきます。

1回目はフランシス。

フランシス:「Which might explain why I’m single now, haha..」

(直訳:「だから恋人がいないのかも、アハハ」)

2回目のシーンは、酔ったソフィーがフランシスに残した手紙の中の文章です。

ソフィー:「All I know is you don’t have a trush can this morning,

so it must have been bad, haha..」

(直訳:「今朝、ゴミ箱が無いってことは、よっぽどひどかったのね、アハハ」)

嘲笑としての『Ha』ではなく、賞賛としての『Ha』。『フランシス・ハ』。


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『フランシス・ハ』感想

(C)Pine District, LLC.

①:モノクロのニューヨーク

『フランシス・ハ』は、全編モノクロ映像です。白と黒だけの世界。

でも、この映画からは、不思議と「色」が見えるような気がします。

フランシスの髪色は絶対に金髪だし、ソフィーの眼鏡のフチは透けたオレンジ色のような気がします。

レヴやベンジーが住む家は、全体的にはシックだけど小物や絵がとても鮮やかな色をしてそうとか、朝に食べるサンドイッチのレタスやトマトのみずみずしい色、卵の美味しそうな色とか、ニューヨークの夜の明かりは、カラフルで賑やかで、温かそうとか…

キャラクターの個性がはっきりしているから、身に付けているもの、服装の「色」を感じることができるし、ニューヨークの街並みも、(僕は実際に行ったことがないから余計に)モノクロであることで、さらに想像力が湧きます。

②:人生に折り合いをつけること

かつて、憧れていたダンサーの夢は叶わないと知ったフランシスは、自分の夢、人生に折り合いをつけて、新しい道を選択します。

「27歳は、歳でもないけど、若くもない」

という、台詞があります。

自分が今ちょうど27歳だから、この台詞が胸に刺さりました。

歳でもないけど若くもない、本当にその通りの年齢だと思います。

折り合いをつけること、それは決して、敗北を意味するものではありません。

ラストシーン、フランシスは、「Frances Halladay」の紙に折り目をつけて、「Frances Ha」として、郵便ポストに差し込みます。

彼女の顔は、光の色を感じさせるほどに清々しいものでした。

あとがき

大柄で、老け顔で、のしのし歩きで、やることなすこといちいちチグハグで、でも、愛嬌があって、明るくて、楽しい…

どれだけ転んでも絶対にめげない、すぐに起き上がって走り出す…

そんなフランシスの姿にいちいち元気をもらえる、とても温かい映画です。


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