鬼才・押見修造の漫画作品まとめ。

すべてが代表作。押見修造作品まとめ

1.惡の華

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押見修造の代表作にして出世作、出世作にして正規の傑作といっても過言ではない、惡の華。

あらすじ

ボードレールを愛する少年、春日高男。ある日、彼は、放課後の教室に落ちていた、大好きな佐伯奈々子の体操着を、思わず盗ってしまう。それを、嫌われ者の少女・仲村佐和に見られていたことが発覚!! 盗んだことをバラされたくない春日に、彼女が求めた“契約”とは‥‥!?

惡の華をきっかけにボードレールも読みました、全然わかりませんでしたけどね、えぇ。

世界は自分のもので、あの子と僕の二人だけがこの世界の中心。

思春期の壮大な勘違い。きっと誰もが発症してしまう、中二病という病。

そんな全人類が持ちわせている心の内側を、「好きな女の子の体操服を盗んでいるところをクラスの嫌われ女子の見られて弱みを握られる」なんていう発想から、洗いざらいすべて描き切ってしまう押見修造の才能が怖い。

2.ハピネス

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毎巻感想記事をあげているほど大好きなハピネス 。

「押見修造作品でまず最初に何を読めばいい?」と聞かれれば「惡の華」と答えますが、個人的に好きな作品はハピネスかも。

全巻感想記事、書いています。

【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』 押見修造節全開の鮮血ダークヒーロー奇譚
「惡の華」で有名な押見修造の最新作『ハピネス』第1巻をご紹介。 今のところ5巻まで発売中、まだまだ後追い可能です。 とにかく...

あらすじ

謎の少女に襲われ、決断を迫られたあの夜──。幸せでも、不幸でもなかった僕のありきたりな日常は、跡形もなく壊れてしまった…。首筋に残った“傷”。何かを求めて、止まない“渇き”。冴えない高校生だった、岡崎を待ち受ける運命とは…!?

ハピネスはとにかく表紙がいいんですよね。その巻を象徴する人物やシーンが超絶画力によって描かれる表紙。
最新刊の9巻はなんと鉛筆描きです。

3.ぼくは麻理のなか

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押見修造の性癖才能が全面に溢れ出る傑作ミステリー、ぼくは麻理のなか。

あらすじ

家の中でひたすら暇をつぶすひきこもりの青年。彼の唯一の楽しみは、毎日コンビニで見かける天使のような女子高生のあとをつけることだった。そして今日も、いつものようにあとをつけていたはずが――。『漂流ネットカフェ』『悪の華』など、ココロに秘めた扉をこじ開け続ける押見修造が描く話題作!

押見修造という人は、なぜこうも人間のおどろおどろしいドロドロした部分を描く能力がパラメーターを振り切っているのでしょうか?

もう生々し過ぎて正直、中盤部分は読むのが嫌になってしまうほどの“人間のリアルな醜さ”が描かれています。

でも読んでしまう、それが押見修造作品なんですよねー。

4.血の轍

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押見修造最新作にして押見修造の現時点での最高到達点。

これぞ押見修造。これこそが押見修造。

あらすじ

「惡の華」押見修造 最新作は究極の毒親!
「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」!

母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!

読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

小学館

人間誰しもが心の中に抱いている独占欲や支配欲、おどろおどろしい思い。

開けたらダメだと誰でも分かっている箱。誰もが心のうちにひっそりと抱えていて、中身は決して見られないように何重にも鍵をかけてい箱。人の本性、思い。

押見修造は、人間誰でも持っているパンドラの箱を、箱の中身をすべて漫画に描く、ぶちまける。

それは、この上なく不愉快で、でもこの上なく爽快で…