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クリストファー・ノーラン監督作トップ7をランキング形式でおすすめ【映画マニア厳選】

現代のハリウッドを代表する天才映画監督クリストファー・ノーランの、全世界待望の最新作『テネット』が、2020年9月18日に全国公開されます。

『テネット』に関しての詳しい情報は以下の記事をご覧ください。
映画『テネット』について分かっていること【クリストファー・ノーラン最新作にして集大成】

本記事ではクリストファー・ノーランの作風(特徴)と、クリストファー・ノーランのおすすめ映画をランキング形式で7作、(独断と偏見で)ご紹介します。

FT

今世紀最高の映画監督クリストファー・ノーランの世界を堪能しましょう!

天才映画監督『クリストファー・ノーラン』の作風

http://www.soccersuck.com/boards/topic/1614776

①:アンチCG主義

クリストファー・ノーランは、アンチCG主義者であり完璧主義者の映画監督として知られています。

作品において可能な限りCGを使用しないことは、彼の監督哲学でもあります。

一見、CGを多用した映像でも、じつは驚きのアイデアと驚異の技術力によって撮影された本物の実写映像っだりします。

CGのように見えてじつは違う映像、そのほんの一部まとめました。

【インセプション】

・無重力シーン撮影のために、イギリス・ベッドフォードシャーの巨大な倉庫の内部に、全長100フィート(約30メートル)にも及ぶ巨大セットを建設。それを実際に回転させることで無重力を演出。

【ダークナイト】

・本物のビルを丸ごと1棟爆破する。
・バットモービルとゴミ収集車のカーチェイスシーンでは、3分の1スケールの模型をそれぞれ作成。シカゴの街中で2台をフルスピードで走行させ、激突させる。
・シカゴの一画を完全封鎖。巨大トレーラーの底にスチーム式のピストン装置を設置し、実際に横転させる。

【インターステラー】

・ジェット機の先端にIMAXカメラを搭載、実際に成層圏まで飛ばして撮影を行う。

・500エーカー(60万坪以上)のトウモロコシ畑を栽培、本物の砂嵐のなかで役者に演技をさせる。トウモロコシ畑を実際に燃やす。

【ダンケルク】

空中戦を撮影するために、スーパーマリン スピットファイアの実機やメッサーシュミット Bf109に似せた戦闘機を実際に飛行させる。

②:アナログ・フィルム至上主義

現代の映画撮影において、コスト削減や機動力の確保、ポストプロダクションの親和性、その他様々な利便性から、デジタルカメラが隆盛を極めています。

しかしそんな潮流とは真逆を行くのがクリストファー・ノーランという映画監督です。

彼は決して撮影にデジタルを使用せず、常にフィルムカメラを使い続けていることで知られています。

理由はシンプルで、「デジタルよりフィルムの方が断然優れているから」というもの。

『ダンケルク』ではそのほとんどのシーンが、70mm/15パーフォレーションのフィルムを使用するIMAXカメラで撮影されています。

少々専門的な話になりますが、このフィルムは、縦横共に通常フィルムの倍以上の面積を持っていて、しかも解像度においては、驚異の15Kを誇ります。

解像度だけでいえば、これから8Kを実用化しようとしているデジタルカメラのおよそ倍、その圧倒的なリアル描写は奇跡の没入感を生み出します。

➂:クロス・カッティング至上主義

「クロス・カッティング」とは、異なる場所で同時に起きている複数のシーンを交互に繋ぐ映画手法のことで、ノーラン作品の多くで用いられています。

代表的な例では、『インセプション』の夢の世界、第一階層(雨のLA)、第二階層(ホテル)、第三階層(雪山)、さらに第四階層の虚無(記憶空間)ま全てを繋ぐ、四重のクロス・カッティングや、『インターステラー』の遠く離れた星に旅立った「父親」と、地球に残った「娘」、『ダンケルク』の「3人の兵士の視点」などが挙げられます。

直線的に単一的に一方向に進む物語ではなく、同時多発的に進行する物語が、複雑に寄り集まってやがてひとつに重なり合う重厚なストーリーテリングは、映画監督クリストファー・ノーランの真髄と言えます。

④:迷路のような時系列

複雑な時系列を緻密に操作する手法は、クリストファー・ノーランの代名詞のひとつ。

時系列を巧みに操る映画監督と言えば、『パルプ・フィクション』などのクエンティン・タランティーノもその一人してあげられますが、ノーランの場合はさらに緻密、まるでパズルのようです。

ノーラン作品の中でも、特に『メメント』はこの特色が強く表れていて、「終点から始点に向かって10分刻みで遡っていく」というトリッキーな構造が用いられています。

⑤:絵画のような映像美

思わず息を呑む映像美は、まるで絵画のように荘厳。クリストファー・ノーランという天才の頭の中を、そのまま具現化したような驚くべき映像は、驚愕です。

『ダークナイト』で倒れたトレーラーをバックに佇むジョーカーのシルエット、『ダークナイト ライジング』のラスト、ゴッサム市警とテロリスト集団の壮絶な殴り合い、『インターステラー』の事象の地平線、『ダンケルク』の戦闘機による驚異の空中戦…

一度観てしまうと頭から離れない鮮烈な映像シーンはもまた、ノーラン作品の大きな特徴です。

クリストファー・ノーラン作品 おすすめランキング

①:インターステラー

『インターステラー』
公開2014年
ジャンルヒューマン・ドラマー/SF
出演者マシュー・マコノヒー/アン・ハサウェイ/ジェシカ・チェステイン/マット・デイモン/マイケル・ケイン
全世界興行収入約745億円

『SFのふりした人類賛歌』。描かれる父と娘の絆の物語。圧倒的な映像表現。何層にも重なったストーリーテリング。散りばめれた伏線。

万人におすすめできる不朽の名作です。

2014年の年末、今でも覚えています。

「とんでもなくすごいものを、この目で観てしまった」という、あの感覚。

約3時間の大作映画ですが、長さは微塵も感じません。

それはまるで、主人公達が降り立った未知の惑星、1時間が地球の7年間にも及ぶあの惑星のよう。

『インターステラー』という映画は、観ているものの時間を超越します。『インターステラー』という作品そのものが、観客を未知の世界へと誘う宇宙船なのす。

この映画の主題はあくまで、時空を超える究極の親子愛なので、SF作品が苦手な方でも楽しめます。

②:ダークナイト

『ダークナイト』
公開2008年
ジャンルスーパーヒーロー/クライム・アクション/ヒューマン・ドラマ
出演者ヒース・レジャー/クリスチャン・ベイル/ゲイリー・オールドマン/マイケル・ケイン/マギー・ギレンホール/アーロン・エッカート
全世界興行収入約1,150億円

クリストファー・ノーランを一躍世界のトップ監督へと押し上げた、伝説的作品。

それまでのアメコミ映画そのものを180度変えてしまった本作は、

「ダークで複雑で忘れられないダークナイトは、エンターテインメントのコミック映画というだけでなく、スリリングなクライムサーガ(犯罪物語)として成功した」

と称され、世界中で最高の評価を得ました。

本作以降のアメコミ映画は全て、「『ダークナイト』以降」と言えるでしょう。それほどの影響力が、この作品にはあります。

アメコミ映画らしからぬダークなストーリーテリング、善悪二元論では語ることは出来ない人間の光と闇、映画製作で史上初めて導入されたIMAXフィルムの驚異的映像表現…

ノーランの作家性と才能の全てが注ぎ込まれた、究極の152分。

そして、ヒースレジャーの魂の歴史的名演。(ヒース・レジャーは第81回アカデミー賞助演男優賞を受賞したが、死後の受賞はピーター・フィンチ以来2人目であり、助演男優賞としては初の受賞)

「最高」と言うほかない作品です。

➂:ダークナイト ライジング

『ダークナイト ライジング』
公開2012年
ジャンルスーパーヒーロー/アクション/ヒューマン・ドラマ
出演者クリスチャン・ベイル/ゲイリー・オールドマン/アン・ハサウェイ/トム・ハーディ/マイケル・ケイン
全世界興行収入約1,300億円

『ダークナイト』の圧倒的完成度の影に隠れがちですが、本来であれば、もっと評価されるべき作品です。

特にクライマックスのゴッサム市警と敵集団の戦闘シーンは、目を見張る迫力、そして、絵画のような荘厳さすら感じさせる圧巻のラストです。

さらにこちらもヒース・レジャーのジョーカーに隠れてしまいがちな、トム・ハーディ演じる悪役ベイン。彼の「目の演技」は、ヒース・レジャーに負けず劣らず、狂気的で驚異的です。

④:ダンケルク

『ダンケルク』
公開2017年
ジャンル戦争/ヒューマン・ドラマ
出演者フィン・ホワイトヘッド/トム・ハーディ/ハリー・スタイルズ/トム・グリン=カーニー/マイケル・ケイン
全世界興行収入約570億円

第2次世界大戦中の1940年、フランスのダンケルクでドイツ軍に包囲されたイギリス・フランス両軍の兵士約40万人を、860隻の船舶で移送した実際の救出作戦を描く本作。ノーラン監督の新作とあって、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディやオスカー俳優のマーク・ライアンス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィ、さらにワン・ダイレクションのハリー・スタイルズなど豪華キャストが出演する。

ノーラン監督ならではの重厚でスケール感たっぷりの映像は圧巻の一言。

冒頭でも紹介したノーラン監督最新作『ダンケルク』。今から楽しみでなりません!
まとめこれからも素晴らしい作品を量産してくれであろう、まさに名作製造人間とでもいうべき、クリストファーノーラン。今後もかれから目が離せません。

⑤:インセプション

『インセプション』
公開2010年
ジャンルSF/アクション
出演者レオナルド・ディカプリオ/ジョセフ・ゴードン=レヴィット/渡辺謙/トム・ハーディ/マイケル・ケイン
全世界興行収入約900億円

レオナルド・ディカプリオ主演、日本が誇る名俳優、渡辺謙も出演している本作『インセプション』は、クリストファー・ノーランという映画監督の作家性が最も強く感じられる作品です。

虚実入り混じった圧倒的な映像世界、ノーラン必殺のクロス・カッティング手法(夢の世界、第一階層(雨のLA)、第二階層(ホテル)、第三階層(雪山)、さらに第四階層の虚無(記憶空間)ま全てを繋ぐ、四重のクロス・カッティング)が存分に堪能できる名作です。

⑥:ダークナイト ビギンズ

『ダークナイト ビギンズ』
公開2005年
ジャンルスーパーヒーロー/クライム・アクション/ヒューマン・ドラマ
出演者クリスチャン・ベイル/ゲイリー・オールドマン/マイケル・ケイン/渡辺謙
全世界興行収入約164億円

ノーランが手掛ける『ダークナイト』3部作の第1作目。

次作の『ダークナイト』が、間違いなく3部作の最高峰ではありますが、本作の成功があったかこそ、あの歴史的名作が誕生したのです。

ヒーローものとしては異質なダークな質感、勧善懲悪ではないストーリー…

アメコミ映画を根底から覆した名作です。

⑦:フォロウィング

『フォロウウィング』
公開1999年
ジャンルフィルム・ノアール
出演者ジェレミー・セオボルド/アレックス・ハウ/ルーシー・ラッセル
全世界興行収入530万円

クリストファーノーランの記念すべき長編デビュー作。

ノーランはこの作品で、監督・脚本・製作・撮影・編集を全て1人でこなしています。製作費は僅か6000ドル。超低予算です。

「処女作にこそ、作家のすべてがある」とはよく言いますが、『フォロウウィング』こそ、クリストファー・ノーランの全てがある作品だと言えます。

「複雑な時系列」「スタイリッシュな映像美」「主人公が抱える闇やトラウマ」

その後のノーラン作品に流れる、彼の作家性の全ての要素がコンパイルされています。

製作費は僅か6000ドルの超低予算映画ですが、面白いです。

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