【ライブレポ】女王蜂とドレスコーズ「蜜蜂ナイト2〜売旬〜」世界で一番わがままなクイーンたち

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ライブレポというものをはじめて書きます。
稚拙な文章にどうかお付き合い下さい。

まえがき

志磨遼平は雨男だ。ときには荒れ狂う雷雨だって呼び寄せる。にも、関わらず、11月7日の大阪は晴れていた。からりとした気持ちの良い秋晴れだ。えぇ、おいおいどういうことだ。あの男がやって来るというのにこんなに良いお天気だなんて!

「これ、今日なんか起こるで絶対」そんな予感がした。そしてその予感は、見事に当たった。

【ライブレポート】女王蜂主催対バンツアー「蜜蜂ナイト2〜売旬〜」ゲスト:ドレスコーズ

会場は大阪一の繁華街、ウメダの端っこにあるライブハウス、AKASO(旧バナナボート)。ここでは、ドレスコーズの4人でのライブを観たこともあるし、志磨遼平が1人になってから初めて観たかれのライブもたしかここだった。なんてことを思いだしながら、会場入りする。そして、気づく。お洒落さんの多いこと多いこと。「自分の好きなもん着てんねん、文句あるか!?」と、言わんばかりに個性的でお洒落な人・人・人。なんて素敵な空間。

ステージは真紅のカーテンで閉ざされていて、今日のバンドセットの様子は全く分からない。今日は一体誰がメンバーなんだろう…。チケットはソールドアウト。開演前、満員のAKASOは熱気と期待で、暑かった。開演を今か今かと待ちわびる観客に向けたSEに、耳をやる。ポケモンだ、『めざせポケモンマスター!』が流れている。開演前のSEでポケモンなんて、というかライブハウスでポケモンなんて初めて聴いたけれど、意外に良い、ノれる。たぶん開演前は観客もちょっとおかしい、尋常じゃいられないんだ。

先攻 ドレスコーズ

定刻を5分ほどすぎて、ゆっくりと落ちる客電。開くカーテン。いよいよだ。さて今日のメンバーは…

ステージに立っているのは…

女王蜂?!

ステージに立っているのは女王蜂のメンバーだ。

女王蜂先攻?!女王蜂が主催のイベントやのに?!

と、頭がごちゃごちゃになるが、この5秒後、さらに頭はぐちゃぐちゃに…

軽やかにスキップをキメてステージに現れた人物は女王蜂のアヴちゃん。ではなかった。

そう、金髪外ハネの外国人ヘアに膝上タイトな花柄ワンピースを身に纏ってステージに現れたその男は、いやその女は、

志磨遼平だった。

まさかの女装、そしてまさかの今回のサポートメンバーは女王蜂だ。

女装姿で放たれる1曲目は毛皮のマリーズの『人生』。もう正気じゃいられない。歓喜の声を上げる観客。そして続く楽曲は『ゴッホ』。もうボコボコだ、ボコボコに攻めてきやがる。これ、志磨遼平お得意のパターンだ。1曲目、2曲目で完璧に会場の流れを掴んでみせる。こちらはかれの手のひらの上。

3曲目はドレスコーズ1からのナンバーで『みずいろ』。美しく悲しいこの曲を、ステージに登場した女王蜂アヴちゃんとデュエットする。この世の全ての“美しい”をかき集めたって、今のステージ上の彼らには敵わないんじゃないだろうか。と、思うほどの“美”。続くゴーストでも幻想的な世界を魅せるドレスコーズQ。そう、今晩のドレスコーズはドレスコーズQ。QはクイーンのQだ。

幻想的な雰囲気をぶち壊すかのように、「只今大ヒット上映中の映画『溺れるナイフ』の主題歌、きみとぼくの国歌斉唱!!」の言葉とともに投下される『コミック・ジェネレーション』。最強アンセムに今日一の盛り上がりだ。ウィッグを脱ぎ捨て、マイクスタンドを振り回し歌う志磨遼平。間髪入れずに、「ドレスコーズQからきみへ特大のプレゼント!」ではじまった『人間ビデオ』。この映画主題歌メドレーはセコい。こんなもん、アガるに決まってる。途中、歌詞がとんでごにょごにょ言っていたクイーンは少しバツが悪そうで、可愛かった。

観客のテンションをピークに持ってきたところでトドメの一曲『ビューティフル』。もう何回も聴いた曲。でも何回聴いても泣いてしまう曲。ステージの彼(彼女)は、誰よりビューティフルだった。

そして最後はもちろん『愛に気をつけてね』。「ベイビーベイビーあんたなんか!嫌い!嫌い!嫌い!」と叫び合う志磨遼平と観客。嫌いなんて気持ちの人は1人もいない。こんなにも不器用で美しい愛の交換なんて他にあるんだろうか?まさかその姿で!とは思ったが、いつもと変わらず観客に身を委ねダイブする志磨。でも今夜はいつもより少し控えめなダイブだった。

セットリスト
1.人生
2.ゴッホ
3.みずいろ
4.ゴースト
5.コミック・ジェネレーション
6.人間ビデオ
7.ビューティフル
8.愛に気をつけてね

後攻 女王蜂

後攻の女王蜂。じつは女王蜂のライブははじめてで、曲だって『デスコ』と『売旬』くらいしか知らなかった。
そんなぼくがはじめてみた女王蜂のライブは、最高としか言えない。問答無用にノせられ、問答無用に踊らされた。そして、泣かされた。だってまさか2曲目でビューティフルを歌ってくれるなんて。今日、何回目の“まさか”だろう…反則だ。

志磨とのデュエット曲『売旬』はアンコールで演るものと思っていたけど、本編中に披露してくれた。颯爽とステージに現れた志磨は黒スーツへと衣装をチェンジしていて、さっきまでとのギャップが凄すぎて、しばし唖然とする。さっきまで花柄ワンピースですね毛見せてたのに。今日何回目の“まさか”だろう…

そして、ステージ上の彼らは本当に美しい。

アンコールまで間髪入れず一気に畳み掛けたライブを魅せつけてくれた女王蜂。すっかりファンになってしまった。CD買おう、ライブ行こう。

あとがき

「ぼくはドレスコーズ側の人間だ。」とか、そういうことではなかった、今回のライブは。
満員の観客全員が混ざり合って、歌って、踊って、2016年11月7日のAKASOは世界で一番ビューティフルな場所だった。

まさかまさかの連続、畳み掛けてくる予測不可能。ステージ上で、ときに美しく、ときに傍若無人に振る舞うクイーンたち。
世界で一番わがままなクイーンたちは、きっと世界で一番ビューティフルだった。

会場情報

umeda AKASO


■アクセス/各線梅田駅、谷町線東梅田駅、JR大阪駅から歩いて10分程度。

■キャパシティ/700程度。フロアには段差が3段階あるので後方からでもステージは見えやすいです。

■コインロッカー/これがネックです。AKASOはコインロッカーが120程しかありませんので埋まってしまうことが多いです。しかも500円硬貨しか使用できないという不便さ…。あとかなり狭いです。そして混みます(笑)クロークサービスも行ってないので、早めに会場に行きコインロッカーを確保するか、もしくは駅付近のコインロッカーで荷物を預けるしかないです。

開場前に会場付近をうろうろ歩いていたり溜まったりしていると、「他のお店の邪魔になるから大通りに行って下さい」と、ライブハウス側から注意されます。場所が繁華街なので仕方ないですね。なので、開場時間ぴったりを目掛けて行くのがベストです。

アーティスト情報

女王蜂


5年ぶりに開催されるライブイベントだそう。仮面頂けるなんて太っ腹!女王蜂の魅力にすっかりハマってしまったので、このライブ行きます!

ドレスコーズ


遂に発表されたニューアルバム。来年3月発売予定ということで、志磨さんには珍しく前作オーディションとの間に、約1年半の期間が空くことになります(だいたいいつも1年程)
「ビートルズすきやから、毎年アルバム出すねん。」って、たしかどこかで仰ってた気がします。

今まで1年に1枚ペースでアルバムをリリースしてきたかれが、今回、1年半という時間をかけて世に送り出す作品。期待しかないですね…。

さらに全国ツアーも発表!待ってました!
東名阪行きます!お会いしましょう!




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