GOLDの衝撃。黄金のロックンロールを奏でる男女2人組、GLIM SAPANKYの魅力

*2016/9/25 追記

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2016年の邦楽界最大のトピックスと言えば、GLIM SPANKYが映画ワンピースの主題歌に大抜擢されたことでしょう。

デビュー以降快進撃を続ける彼女たち。各界の著名人も大絶賛の嵐です。なぜそれほどまでに人々の届くのか。その魅力を徹底解説。

■松尾レミ(ギターボーカル)

1991年12月7日生まれ

ほぼすべての楽曲の作詞作曲を担当

■亀本寛貴(ギター)

1990年8月24日生まれ

ギター・作曲担当

2人とも長野県出身で、高校の先輩後輩。文化祭のためのコピーバンドがGKIMSAPANKYのはじまり(このころからGLIM SPANKYというバンド名)。文化祭が終わってもバンドは継続。この頃から松尾レミが作詞作曲を手掛ける。

2009年の閃光ライオットに出演(同大会にはオカモトズの前進バンド、ズットズレテルズも出演。)全国出場者のうちの最終候補にまで残る。2人はこの経験から音楽でやっていくことへの可能性を感じる。ベース・ドラムの脱退など様々な試練を乗り越えながら2014年メジャーデビュー。その後の快進撃は周知のとおりである。

GLIM SPANKYの魅力

1.ロックンロールに最も適した声



やはりまずは松尾レミの“あの声”でしょう。
ジャニスジョップリンの再来とも言われる鼓膜と腹を揺さぶる“あの声”。動画はジャニスの原曲とGLIM SPANKYのカヴァーです。ぜひ、聴き比べてみてください。

彼女の“あの声”に関してはすでに散々様々なところで語られていますから、ぼくはちょっと違う切り口で。

彼女はこのガサついたこの声が昔はとてもコンプレックスだったそうです。しかし、中学生の頃に聴いたビートルズのHelp!によって、そのコンプレックスは強みに変わったのだとか。ジョンレノンの声がガサついているのにも関わらず、それがとてもかっこよかったのに衝撃を受け、自分の声もロックンロールでなら力を発揮できると確信した。ということを、以前に彼女は語っていました。

今でこそ聞き馴染みすぎて違和感ないですが、Help!のジョンレノンの声って相当しゃがれてますからね。そしてそのジョンレノンもポールマッカートニーの声に嫉妬し自分の声にコンプレックスを抱いていたというのは有名な話。

“コンプレックスとは創造の源であり、コンプレックスを抱えている人間はとてもセクシーで魅力的”という話。

2.1発KOのギターリフとサウンド


松尾レミの声ばかりがフィーチャーされますが、亀本寛貴ののギターも負けちゃいません。聴いた瞬間1発KOの殺人ギターリフはRollingStones級のかっこよさです。
60年代や70年代のロックンロールの香りを存分に感じさせつつも、決して懐古主義ではなく、“ロックンロールの明日”とでもいうべき音を鳴らしています。

かつてJack Whiteがロックを更新したように、彼のギターも間違いなく日本のロック史を新たなステージへと押し上げました。
GLIM SPANKYの楽曲製作では、まずはじめに松尾レミが大まかなメロディーとコード進行をき決めるそうです。そしてそこからが亀本パイセンの出番。彼が、サウンドの方向性、ギターリフ、ベース・ドラムのフレージング、ビート感を組み立て作り上げていきます。
GLIM SPANKYのあのシンプルかつキャッチーなギターリフ、マジで日本のロックバンドかよ!と突っ込みたくなる、海外のイカしたロックバンドのようなあのくそカッコいいサウンドは、彼の功績によるところが大きいのです。

3.世界で通用する武器“オリエンタル”

GLIM SPANKYは日本語の歌で世界に勝負を仕掛けようとしています。
つまり、日本語の歌詞で世界進出をしようというのです。
日本のバンドが海外展開を視野に知れるとき、たいていは英語詞を歌う傾向があります。そうしなければ海外では相手にもされないからです。
しかし、そもそもロックは輸入文化であり日本独自のものではありません。そこで日本人がいくら海外の真似をしようと海外で絶大な人気を得るのは不可能に近い。

ではどうすればよいのか。

ここでキーワード、“オリエンタル”の登場です。
あのビートルズも憧れ渇望した“オリエンタルさ”で勝負しよう、というわけです。
ぼくたち(彼女たち)は黄色人種であり、アジア人であり、日本人であり、生まれながらにして“オリエンタル”な要素を持ち合わせています。
白人には決して出せないテイスト。

ロックとオリエンタルの融合

GLIM SPANKYが世界へ打って出るための大きな武器です。

4.ロックスター=ルックス◎

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見よこのふてぶてしいルックス(褒めてる)
ロックンロールにとって、生意気、ふてぶてしい、偉そうは全て、クールと変換されます。

ぼくは常々、ロックンロールは見た目が99.9%見た目!と声を大にしていっていますが、なんと彼女らも同じ考えだったよう!これは嬉しい。

ロックって音だけじゃないと思っています。周りのモノも全部含めてのGLIM SPANKYなので。そこは一番こだわりたいところ。ロックスターは見た目が98%って思っています。もちろん、音だけこだわってるというのも素晴らしいと思うし、リスペクトできるんですけど、私のやり方ではないなというか。音だけではない周りの部分も、しっかりと世間に提示していけたらいいなって思ってます。‐松尾レミ‐

そうです。そうなんです。ロックスターはかっこよくあらねば。

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5.『GLIM』と『SPANKY』対極に位置する歌詞とサウンド

松尾レミと亀本寛貴が作り出す世界。GLIM SPANKYには大きく二つの世界観があります。

『GLIM』と『SPANKY』。

まずは、攻撃的でストレート、ガツンと胸に響く鋼のような歌詞やサウンドが特徴的な『SPANKY』。

ワンピースGOLDの主題歌、「怒りをくれよ」なんてまさにそうでしょう。

怒りをもっとくれ 本気になりたいんだ
まだ 全然足んねえな 怒らせてくれよ
怒りをもっとくれ 理性なら邪魔なんだ
限界越えた先にしか欲しい物はないから
馬鹿は馬鹿げた夢 追うしか出来ねえんだ
試練何度越えようが 満足を蹴り飛ばし行こうぜ

そして『SPANKY』とは打って変わって、オリエンタルとサイケデリックな世界観が混在する、まるで夢でも見ているかのような幻想的で浮遊感のある歌詞と音、『GLIM』。

夜景画の山肌に月が顔出して
僕は真夜中へと旅に出たのさ

ガス燈へと群がる虫たち
自ら命を燃やしに集うよ

闇に 目を凝らせば見えてきたんだ ジオラマの様に
張りぼての孤独ならば 自分の意思で壊していく

『GLIM』『SPANKY』、このニ面性、対極な世界観こそがGLIM SPANKY最大の魅力。

全国ツアー開催と耳より情報

遂に今秋からスタートしたGLIM SPANKY最大規模の全国ツアー。

全13公演のうち11公演は開催前からすでにSOLD OUT。その人気と注目っぷりがうかがえます。

ぼくは、昨日の京都磔磔ライブいきました!

もちろんネタバレになるのでここでは何も書きませんが、

日本にもくそカッコいいロックンロールがるんだぜ!って、世界中の全人類に自慢したくなるような、素晴らしいライブでした!

そしてここだけの話し、

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会場物販に、今年1月発売されたGLIM SPANKYのミニアルバム、「ワイルドサイドを行け」の初回限定盤が販売されていました!DVD付きのやつです。

すでに各店では完売、初回盤のため再リリースもなく、ヤフオクなどでは定価の倍以上の値が付くプレミア盤になっています。ぼくみたいに買い逃してしまっていた方はお見逃しなく!