超個人的ベストアルバムランキング2017[洋楽編]

一音楽ファンによる超個人的な2017年のベストアルバムランキング洋楽編!だったわけですが、蓋を開けてみれば結局は、某音楽雑誌に載っているそれらとほとんど変わらない、多少順位の変動があるだけ、というあまり面白くない結果になってしまいました…。

思い入れや主観120%のぼくの個人的なランキングなので、この記事にはケンドリックラマーもテイラースウィフトもU2の作品はありません。(もちろんそれらも大好きです)

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2017年 年間ベストアルバム トップ10

1.AS YOU WERE/Liam Gallager

今年のナンバーワンは間違いなくリアム・ギャラガーでした。
『ロックンロールスター完全復活』そんな仰々しい煽り文句がこれほど当てはまるとは。

もうどこを切り取ってもリアムギャラガー。リアムギャラガーが歌うべきロックンロールがリアムギャラガーによって歌われている。これを、この事実を、こんな作品を、一体どれほど待ち望んだことか。待った甲斐があったというものです。

ぼくらにはリアムギャラガーが必要で、リアムギャラガーは、リアムギャラガーであることがやっぱり一番カッコいい。

さて、何回リアムギャラガーって言ったでしょうか?

2.Visions of a Life/Wolf Alice

リアムに勝るとも劣らない、圧倒的なポテンシャルの高さと前作からの進化を見せつけてくれたウルフアリスの2ndが個人的に2017年の2位です。

本国ではアリーナクラスの会場をソールドアウトさせてしまうほどの人気を誇る気鋭のバンドのライブを、キャパ400ほどのライブハウスで観ることができた、というのも、個人的には大きいですが、それを抜きにしてもやっぱりこのアルバムは素晴らしい。

UKロックはもちろん、オルタナ、グランジ、ドリームポップ…etc、あらゆる音を飲み込み再構築して吐き出す彼女たちのサウンドは、1stアルバムの成功によって向けられた世界中の重圧を完膚なきまでにねじ伏せた。
そして、ウルフアリスはもっと大きく、もっと強くなる、そんな確かな予感を全世界のリスナーに感じせた、これ以上ない2ndアルバムでした。

3.Villains/Queens Of The Stone Age

「今年リリースされた中で一番踊れるダンスアルバムは?」と聴かれれば、「Queens Of The Stone AgeのVillainsです」と、答えます。
マークロンソンをプロデューサーとしたことからもわかる通り、2017年のQOTSAは聴く者、見る者を徹底的に踊らせにきてます。条件反射的にクイっと腰が動いてしまいます。

蒸せるような暑さのように絡みつき、満月の空の下を吹き抜ける風のように爽快に、そんな二面性が混然一体となって鳴り響くギターサウンド、デザートロック、これぞジョシュオムですよ、21世紀のギターヒーローですよ。最高ですよ。
ちなみには今作でキャリア初の全英1位にも輝いています。

4.FOR CRYING OUT LOUD/KASABIAN

カサビアンの全キャリアの中でも一番好きになってしまったのが今作。

ここ3年ほど不幸続きでまさに人生のどん底状態だったVoトムのために、Gtのサージが「ちょっと待ってろ最高のロックンロール作ってやるから」と、短期間で作り上げたという原点回帰的の今作にまつわる2人のエピソードも最高にクールですが、何はともあれ、曲がいい。めっちゃいい。

ダンスミュージック、サイケ、ヒップホップ、あらゆるサウンドを貪欲に取り入れ、それらをカサビアン流に鳴らしていたカサビアンが、ここにきての原点回帰。原点であり王道のギターロックサウンドに立ち返り手にした最高のロックンロールアルバム。素晴らしい。

5.Blue/Communions

コペンハーゲンから全世界のインディロックファンの心を鷲掴みにしたコミュニオンズによる待望のデビューアルバム。完成度たけぇな、おい。ってな感じです。およそロックバンドの1stアルバムに求められる全てがあります。

若いバンドほど成長が著しいですが、今年2月(ホステスクラブウィークエンダー)でみた彼らと、それから半年後の8月(サマソニ)にみた彼らでは、もはや全く別のバンドしてた。演奏技術の上達はいうまでもありませんが、ステージ上での堂々とした立ち姿にはすでに貫禄が。
「Come On I’m Waiting」等のビッグアンセムをアリーナで聴いたらさぞかし気持ちいいんだろうな、と、今から楽しみでなりません。

6.Live for the Moment/Sherlocks

イギリスはシェフィールド出身のクルック兄弟とデヴィッドソン兄弟の2組によって結成されたシャーロックスのデビューアルバムは、先のコミュニオンズのデビューアルバムに勝るとも劣らない、今年のベストデビューアルバムの1枚でした。

何がいいって、メロディが良すぎるんですよね。そう、良すぎる。
まるでオアシスのデビュー当時の音源を聴いているかのような、荒削りながらも楽曲の核たるメロディはすでに完成し、成熟しきっているような…。

およそ新人バンドが鳴らすメロディでは、あり得ない。と言ってしまいたいほどに、良い。良いです。

来年には待望の初来日が決定、UK新人の中でも最注目です。

7.How Did We Get So Dark?/Royal Blood

1stアルバムの楽曲たちをより深く突き詰め磨き上げた音の鉄球。そんなイメージの2ndアルバムです。大迫力の重低音が容赦なく鼓膜に襲い掛かります。

サマソニ2017で、ついに、ロイヤルブラッドのライブをはじめて目の当たりにしたわけですが、いや、いやぁ、凄まじいですね。たった2人で出しているとは思えない出力MAXの音、音、音。空間ねじ曲がってるんじゃね?と思うほどの音圧。

音源もエゲツないですが、ライブはもっとエゲツなかったです。

8.I See You/The xx

今の若手バンドで間違いなく頭一つ飛び出てるのが、ザ・エックスエックスです。世界中の大規模フェスティバルにおいては大御所に次いでセカンドライナーを務めるまでに成長しブレイクした彼らの存在は、2017年でも重要なトピックの一つでしょう。
でも、そんな彼らの世界規模のブレイクも何ら不思議じゃない。そりゃそうですよね、良すぎますもん。作品が、楽曲の一つ一つが。

彼らのステージを観た人は口を揃えていいます。「エックスエックスのライブはやばい。音源もヤバイけどライブはもっとヤバい」と。

ちくしょ〜まだ観れてねぇんだよ…。来年の来日は絶対に行ってやる…。

エックスエックスのステージ、とにかく良いらしいのでお見逃しなきを。

9.Lotta Sea Lice/Courtney Barnett & Kurt Vile

もうこのアルバムジャケットからして最高ですよね。この2人がギター構えて一つの空間に収まっているだけで、絵になります。

2015年のデビューによって瞬く間に世界中にその名を知らしめたオーストラリア出身のシンガーソングライター コートニーバーネット。一方のカートヴァイルはアメリカのインディシーンを代表するシンガーソングライター。
遠く海を越えたアーティスト同士の対話。飾ることのない対話。

この作品、何度聴いても飽きることがありません。聴くほどに良さがわかる所謂スルメアルバムというわけでもなくて、ついつい聴いてしまう。聴き惚れてしまう。そんなアルバムです。

10.Who Built the Moon?/Noel Gallagher’s High Flying Birds

世間では賛否両論の問題作にして、ノエルギャラガーその人は絶賛大絶賛中のソロ3rdアルバム。んー、ぼくは今回は“否”でした。今回はというか、ノエルの作品に対して初めての“否”です。

いや、すごいアルバムだとは思います。50歳にして、四半世紀以上のキャリアの中でも最も攻めたアルバムを生み出したわけですし、本人もきっとこういう作品をずっとずっと作りたかったんだろうなぁとか、分かるんです。分かるんですよ。ぼくだってoasis大好きですから。

でも、ノエルの良さって聴いた瞬間に「あ、これノエルだ」って分かる、あの圧倒的なメロディなわけじゃないですか。

“ソングライター”、“メロディーメイカー”としてのノエルギャラガーをあえて封印して完成した今作。言うなればそれは、“サウンドメイカー”ノエルギャラガーの完成でもあったわけで、メロディよりリズム主体のこの作品、おそらく本人が最も楽しんで作ったであろうこの作品にこんなこと言うのは野暮ですが、

やっぱりいつも通りのノエルギャラガーが聴きたいです。

あとがき

こう振り返ってみると、つくづく自分はギターロックが好きだなぁと思います。最近では色々なジャンルを聴くようになってはきましたが、結局はいつも戻ってきてしまうんですよねぇ。

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