藤田和日郎最新作 『双亡亭壊すべし』3巻 感想&ネタバレ(これぞ日本の漫画だ!)

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ついにその全貌が明らかになりはじめた双亡亭。

肖像画に飲み込まれてしまった者たちに訪れるさらなる恐怖。

双亡亭内で繰り広げられる物語はさらに加速し、怒涛&怒涛の展開を迎えます。

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『双亡亭壊すべし』3巻 あらすじ

破壊者達が、魔の屋敷に蝕まれてゆく…!!
総理が懸けた莫大な報奨金の元に
開始された「双亡亭破壊作戦」。
奇怪な屋敷に立ち向かう“破壊者達”は、
不自然に飾られた自らの肖像画に取り込まれる。
彼らを待ち受けていたのは、耐えがたい絶望の世界…
恐怖に呑まれた者達が次々と己を失ってゆく中、
凧葉と紅の運命は…!?
震撼のスペクタクル・モダン・ホラー、第三巻!!

小学館公式HP

『双亡亭壊すべし』3巻 ネタバレと感想と

ついに双亡亭へと入り込んだ対超常現象プロ集団と武装した警察隊、そして絵描き。

一同はおかしな暗闇へと陥れられてしまう。

そしてそこで目にしたもの、それは、

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自分自信が描かれた肖像画だった。

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文字通り、肖像画に取り込まれてしまう。

取り込まれた肖像画の中で目にしたもの、それは、

自分自信の過去の姿だった。

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正確には、

心に深く傷跡を残した出来事(トラウマ)や今なお後悔している出来事。

負の記憶。

務は、異常に厳格だった父への恐怖の記憶

紅は、自らの不注意で弟 緑郎に大火傷を負わせてしまった後悔の記憶

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そういった負の記憶を思い起こさせ、心を壊し、双亡亭の“なにか”は入り込んでくる。

それを阻止する方法はただ一つ、

自分を赦すこと。

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紅は一度は心が壊されてしまいそうになるが、務が現れ助けられる。

二人は無事に肖像画から抜け出す。

少しだけ時間は遡って、肖像画に取り込まれ恐怖の記憶を見せつけられるほんの少し前のこと。務は謎の男に出会う。

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真っ暗な闇の中でただ絵を描いている謎の男、画家仲間ということで勝手に意気投合する務。

謎の男は“ある能力”を務に授ける。

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それは、務が望みさえすれば双亡亭内の何処にでも一瞬にして移動できる能力だった。(この能力によって務はピンチの紅を助けることができた)

場面は双亡亭の外、緑郎と青一へと変わる

総理に連れられて二人はある部屋を訪れる…。

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歴代首相のみが立ち入ることを許された惨劇の部屋。乾ききったおびただしい血痕。そしてまるで何か隠すように大急ぎで打ち付けられたような木の板。その下には…

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(やはり)その下に隠されていたのは肖像画だった。

中の“なにか”と戦う青一。

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肖像画とそこから伸びてくる手について知っている青一。

・肖像画から伸びてくる手は空気(窒素)に弱く、長い間形状を保つことができない

・肖像画は絵ではなく、「通路」。“やつら”が通ってくる「トンネルの出口」。

青一によって肖像画の謎が少しずつ明かされてゆく。

なにより、双亡亭の恐怖はずっと以前から外にも及んでいたという衝撃的な事実。

肖像画の中の“なにか”は日本の中枢にまで、及んでいたのだった…。

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あとがき

総理官邸内にまで入り込んでいた双亡亭の“なにか”…話は双亡亭内だけには留まらず、日本国の根幹にまで関わっていたとは…。

肖像画は絵ではなく、“あちら”と“こちら”を繋ぐ通路であり、肖像画が伸びる手はあちら側の“なにか”の手。

徐々に謎が明かされてきましたが、しかしまだ、肝心の“あちら側“のことや、“なにか”の正体、青一の秘密は一切分かっていません。
増えては減り、減っては増える謎たち。(気になりすぎる)

藤田和日郎、やはり魅せ方が上手いです。

相変わらず得体の知れない怖さ(日本独自の湿った怖さとでもいうのでしょうか)も丁寧に絵が描かれていますが、今後はアクションシーンも増えていきそうな気配です。

そして目が離せないのが…

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