【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』2巻 押見修造節全開の鮮血ダークヒーロー奇譚

『ハピネス』1巻は物語の導火線のような役割でしたが、この2巻から物語は遂に大きく動き出し、仕込んでいた爆弾に火がつき始めます。

1巻の記事で『ハピネス』のことを「惡の華」×「東京喰種」といった感じの漫画だと言いました。この2巻からは吸血鬼化に伴ったアクションシーンも増えて、より「東京喰種」のような側面がでてくる一方で、「惡の花」で見られるような絶対に押見修造にしか描けない虚実入り混じったような心理描写も多く、こちらも見どころです。


最新巻の感想記事はこちら↓

【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』6巻 押見修造節全開 鮮血のダークヒーロー奇譚
半年間、待ち続けたハピネスの新刊がついに我が手に…! 発売日に購入したのですが、感想記事が遅くなってしまいました。申し訳ありま...


【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』 押見修造節全開の鮮血ダークヒーロー奇譚
「惡の華」で有名な押見修造の最新作『ハピネス』第1巻をご紹介。 今のところ5巻まで発売中、まだまだ後追い可能です。 とにかく...
【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』3巻 押見修造節全開の鮮血ダークヒーロー奇譚
3巻は2巻とは一転してスピード感は落ち着いた感じですが、ゆっくりと、でも確実にじわじわと蝕まれていくような読み応えがあります。 押見修造の...
【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』4巻 押見修造節全開の鮮血ダークヒーロー奇譚
1巻の記事から押見修造節全開!と書いてきましたが、いよいよこの4巻で押見修造にしか描けない世界観が全編を覆い尽くします。 胸糞悪い!で...
【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』5巻 押見修造節全開の鮮血ダークヒーロー奇譚
待ちに待ったハピネスの最新刊! 発売日に買いたいほど楽しみな作品がある。幸せなことです。 第5巻、『ハピネス』という作品の大...

スポンサーリンク

漫画『ハピネス』第2巻 あらすじとネタバレと感想と…

『ハピネス』2巻あらすじ

僕、じゃない──。謎の少女に襲われた夜から始まった、岡崎の異変。“血”を見た瞬間に湧き上がる欲望。そして、驚異的な身体能力。一方で、あの日をきっかけに岡崎には友達ができた。同級生の五所さん、いじめっ子だった勇樹とその彼女・白石。つかの間の楽しい学校生活はしかし、岡崎の“覚醒”で一変する…!!

2巻の表紙は岡崎くんの生まれてはじめての女友達「五所さん」。素朴で少し幼い雰囲気がこのダークな物語の中で清涼剤の役割を果たしてくれていて助かります。ちなみに1巻の表紙は岡崎くんを襲った謎の吸血鬼少女ノラ。

『ハピネス』2巻ネタバレと感想

スクールカースト最底辺、ごくごく普通の冴えない男子高校生岡崎くんは、ある日の事件を境に全く普通ではなくなってしまった。吸血鬼ノラに嚙まれてしまい、自身も吸血鬼となってしまったかれが、「人間としての理性」と「吸血鬼としての本能」に苦しみ揺れ動く心の葛藤を描いているのが1巻でした。この2巻で話しはさらに大きく動き始めます。ぼく的2巻の見所は4つあります。

あの日以来、普通ではないことを自覚しつつも以前とは少し変わった日常を楽しむ岡崎くん。

img_5178
人生ではじめての女友達五所さんや、

img_5179
かつてのいじめっ子勇樹くんとの間に芽生えた奇妙な友情

ちなみにここがぼく的2巻の見所の1つです。2人が仲良くなるまでの距離感や間。勇樹くんから岡崎くんへの「ありがとな」と、岡崎くんから勇樹くんへの「殴ってごめん」。このシーンが本当に良かった。

押見修造は、人間のダークな部分…裏の部分を炙り出すのに超長けた漫画家だと思いますが、高校生の何でもない日常を描くのも上手いですよね。なんというか人間の人間らしさを描くのが本当に上手い。

そんな友達との放課後のボーリング。あの事件をきっかけに、岡崎くんは高校生らしい青春を手に入れた。あぁ、でもそれも長くは続かないんだよなぁ…。

木漏れ日のように穏やかな日々。終わりが来るとわかっている日常。

そして終わりは往々にして突然やってきます。

img_5184

勇樹くんとつるんでいたDQNに騙され呼び出された岡崎くんはリンチされてしまいます。岡崎くんの超跳躍で撃退したかに思われましたが、こういう輩は本当にしつこいですね。

血の臭いで、ついに覚醒する岡崎くん。これが2つ目の見所。ここ本当に必見必読です。言葉にできない迫力と気持ち悪さがあります。これは本当に凄い。漫画表現の極致。

img_5180

さてそして、3つ目の見所新キャラ「サク」の登場シーン。

吸血鬼のサクは、岡崎くんの覚醒を察知し現れたかれは躊躇なく人の血を飲みます。若そうに見えますが吸血鬼歴は長そうです。

そして…

img_5181

岡崎くんを助けに現れた勇樹くんの首根っこをガブリ。

あぁ、勇樹くん…。まさか勇樹くんまで…。

img_5182

そして最後の見所は岡崎くんのピンチに闇夜から現れた吸血鬼「ノラ」の再登場シーン。

それにしてもこのキャラいいですねー。押見修造が描くキャラの中で1番好きかもしれません。

どういうわけか、サクに殺されそうな岡崎くんを助けるノラ。そしてこの一連のシーンで吸血鬼は不死身だということが読者に提示されます。

不死身の苦しみ。死なない、死ねない苦しみ。

そのことを知った岡崎くんは今後何を思い行動するのか?

吸血鬼サクに嚙まれてしまった勇樹くんの今後は?

「ノラ」や「サク」の吸血鬼たちとは一体…

謎が謎をよびスピードアップして転がり始めた物語。

さらに面白くなる予感しかしません。

押見修造作品がはじめての方にもおすすめです。

【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』 押見修造節全開の鮮血ダークヒーロー奇譚
「惡の華」で有名な押見修造の最新作『ハピネス』第1巻をご紹介。 今のところ5巻まで発売中、まだまだ後追い可能です。 とにかく...
【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』3巻 押見修造節全開の鮮血ダークヒーロー奇譚
3巻は2巻とは一転してスピード感は落ち着いた感じですが、ゆっくりと、でも確実にじわじわと蝕まれていくような読み応えがあります。 押見修造の...
【ネタバレ&感想】漫画『ハピネス』4巻 押見修造節全開の鮮血ダークヒーロー奇譚
1巻の記事から押見修造節全開!と書いてきましたが、いよいよこの4巻で押見修造にしか描けない世界観が全編を覆い尽くします。 胸糞悪い!で...

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ
deepriverman.com