【感想】『GANTZ:o ガンツオー』世界よ、これが日本の3DCGアニメーションだ。【ネタバレなし】

全ての漫画原作映画はこの映画を見習うべきです。

フル3DCGアニメーションという新たな選択肢を見せつけるような作品でした。

日本でもこのレベルの3DCG作品が作れるんだということにただただ感動。

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公開初日、朝イチの回に早速行ってきました(更新は遅くなってしまいましたが)

映画『GANTZ o(ガンツオー)』、感想を一文にまとめるなら、

日本の3DCGアニメーションの“最高到達点”的作品。
新たな扉を開けた作品です。

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『GANTZ:o<ガンツオー>』とは?

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累計発行部数2,100万部。死んだはずの人間達と謎の星人との壮絶な死闘を描いた奥浩哉による大ヒットコミック「GANTZ」。

その中でも特に人気を誇る「大阪編」がフル3DCGアニメーションで再始動する。総監督には一世を風靡した『TIGER & BUNNY』の監督さとうけいいちが、監督には日本初フル3DCG超大作『APPLESEED』でCGディレクターを手がけた川村泰が担当。脚本には『ONE PIECE FILM GOLD』等のアニメだけでなく『ストロベリーナイト』『LIAR GAME』など多くの実写作品で緻密でシリアスな傑作を手がけた黒岩勉が壮絶な戦い、そして個性溢れるキャラクターたちを描く。

アニメーション制作は、実写版『GANTZ』シリーズのVFXを担当し実写・アニメーションのジャンルを問わず数々の大ヒット作を生み出すデジタル・フロンティア。

まさに日本最高峰のスタッフが集結した今作。

ーGANTZ濃度300%の衝撃をスクリーンで体感せよー

GANTZの映画といえば5年前、2011年に公開された実写版GANTZを思い出される方も多いかと思います。二宮くんと松ケンW主演のやつですね。
あの映画もけっして悪くはなかった。でも、正直良くもなかった。キャストは良かったんですけどね。(まぁ脚本がガッチャマンの人の時点で映画としてお察しです。)

しかし、今回のこの<ガンツオー>は本当に凄いです。

3DCG作品にネガティヴなイメージを持っている方にこそ観ていただきたい作品。

かくいうぼくも日本の3DCGに良いイメージはありませんでしたが、そんなイメージは全てXガンで撃ち抜かれましたね。

『GANTZ:o<ガンツオー>』8つの見所

1.3DCGだからこそのアクションシーン

これはもう凄まじいです。

全編どこを切り取ってもハイライト

素晴らしいアクションシーンの連続&連続&連続です。
ここまでのアクションシーン、正直今の邦画技術ではまず無理です。

3DCGだからこそのリアル感とスピード感、そして迫力です。

そして1つの映画としてまとまっているので、しっかりと緩急つけた演出がなされています。ただただ画面の向こうでドンパチやって観客置いてけぼり、なんてことにはなりません。
迫力あるバトルシーンにも説得力がるので、違和感なく楽しめます。

2.巨大ロボットvs巨大怪獣

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巨大ロボットvs怪獣。男子は間違いなく大好物なやつです。いつになってもこの構図は最高です。
数年前にパシフィックリムって映画があったじゃないですか、ちょうどあんな感じです。

大阪で巻き起こる大バトルは必見です。
ぼくがいつも自転車止めてるところ木っ端微塵になってましたからね。

なお、原作者である奥浩哉さんはこの点について、

「原作では(作画で)力尽きてしまったけど、それが今回は大活躍しています。原作でできなかったことをやってくれました」

と、発言されています。

原作のその先、原作を超えた究極バトルがスクリーンで繰り広げられます。

3.ヒーローのカッコよさ

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今作、<ガンツオー>は結局のところヒーローものなんだと思います。

多少のエログロはありますし過激な描写もありますが、それでもなんとかPG12で収めたのきっと、この作品がヒーローものだから。
若い人たちにも抵抗なく楽しんでもらって、この映画から何かを感じ取ってもらいたいんだと思います。

ピンチのときに颯爽と現れるヒーロー。

弱いもののために命がけで戦うヒーロー。

倒れても諦めずに立ち向かうヒーロー。

ーおれたち人類は加藤だ
“ギゼンシャ星人”じゃんー

4.ルフィがクロコダイルに負けたときのような絶望

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アラバスタ編でルフィがクロコダイルに敗北した、あんな感じの絶望感に立て続けにおそわれます。
おいおい、こんなヤツにほんとに勝てんのかよ…みたいな。
(すみません。大好きなワンピースで例えてみました…。)

原作マンガ『GANTZ』の絶望感も正直相当ハンパありませんでしたが、映像としてスクリーンに映し出される本作の絶望感たるや…

圧倒的強さにねじ伏せらる絶望感をぜひ大画面で。クセになります。

5.大阪人は必見

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もう大阪の街がめちゃくちゃです。完膚なきまでにめちゃくちゃです。

場所は主に道頓堀周辺。ミナミと呼ばれる繁華街ですね。
そして最も多く登場するのが大阪を象徴する“あの橋”です。

そうです、

“ひっかけ橋”の愛称で知られる橋でアイツらの熱い大激戦が繰り広げられます。

やっぱり自分が普段目にする街、よく行く街が舞台になるのはテンションあがりますね。

ということで大阪人は必見です!

6.原作マンガを全くの未読でも楽しめる

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原作未読の方でも全然楽しめます!
むしろ未読の方の方がフラットな状態で楽しめると思います。置いてけぼりになることはまずありません。
映画として、1つの作品として本当に綺麗にまとまっています。

一緒に観に行った友人はマンガGANTZ未読者でしたが、
アホみたいに「クソ面白かったー」を連呼していました。<ガンツオー>のせいで、しばらく彼は『クソ面白かった言い機』になっていました。

7.原作マンガファンは、その圧倒的再現度に感極まる


もちろん原作を読んでいる方も楽しめます。ちなみにぼくは読んでいる側です。

もうね、とにかく自分の好きな漫画が映画になったらガッカリするパターンてめちゃくちゃ多いじゃないですか(笑)
これ以上好きな作品を汚すのはもういい加減にしてくれよと。

でもこのガンツオーで、ぼくはそういった感想は微塵も抱きませんでした。

素晴らしい。その一言です。

圧倒的な再現度、あのシーンもあのキャラも…。

もちろん時間の都合上、原作と違う場面や設定もあります。でもそれが改悪ではありません。映画を楽しんでもらうための英断。

9.主題歌『ドレスコーズ/人間ビデオ』

やはりこのブログにおいて、この主題歌を語らずにはいられません

何故って、ぼくがドレスコーズ志磨遼平の大ファンだからです。

ドレスコーズ 志磨遼平の魅力について13000字以上で徹底的に語り尽くす。【随時更新】
✳︎2017/3/5 追記 志磨遼平の魅力を徹底的に語り尽くす、果たしてそんなことが可能なのだろうか。 だって、彼に...

そして何よりこの「人間ビデオ」今作<ガンツオー>にマッチし過ぎている、ちょっと怖いくらいに…

だってもうイントロ鳴った瞬間、あ、GANTZぽいって思うでしょ。

未だかつて、この曲ほど作品とシンクロし共鳴し一つになった作品があっただろうか?

ぼくは知らない。

こういう音楽をやってきた」「こういう癖がある」みたいな自分のストーリーを一切取り除きたいと思ったんです。原作ファンとして見たら、そういうのって全部不純物ですから。純粋に僕が「GANTZ」を読んで感動したものだけで、音楽を構成したいなと思ったんです。

ー志磨遼平ー

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まとめ

3DCGアニメーションという新たな選択肢。

次からから次へと決まる不条理な『漫画実写化』(GANTZの世界より不条理)

そんな事態に1つの可能性・選択肢を提示できる映像クオリティ。

実写として再現できないものは、3DCGアニメーションという手法でもいいのでは?

3DCGアニメーション×原作マンガのもつ世界観。
<ガンツオー>は、表現方法と題材がこの上ない奇跡のマッチングをした映画です。

怒涛&怒涛。

全編クライマックス級の贅沢な96分間。