「そういえば子供のころは足が速かった。」

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「小学生は足が速ければヒーローになれる」

出落ち感半端ないというか、もう以上が全てで、それ以上でもそれ以下でもなくて、小学生のころって男子は足が速ければそれだけで一目置かれ、スクールカースト上位のヒーローになれましたよね。っていうだだそれだけの話です。

つまり、小学生の僕は足が速かったんですよ。

「つまり」の使い方がこれで合っているのか分かりませんが、どんどんいきましょう。「そういえば僕は昔、足が速かった」そんなことを、ふと思い出したから語る自分語りのしょうもない記事です、これは。誰1人興味がない僕の小学生時代を、のべつ幕なく語るだけの記事です。

転校

僕は六年間の小学生生活で二度の転校を経験しています。二度という数字が多いのかどうかは分かりませんが、とにかく二度、転校しています。理由は父親の仕事の都合というやつです。よくあるやつです。

一度目は、小学三年生のころ、仙台から大阪に越してきました。仙台から大阪なんて九歳の僕にとっては北極から南極へ行くような感覚です。それほど、当時の僕にとっては大ごとだった。実際今日に至るまで、僕は未だ仙台に行ったことがありません。

二度目は、小学五年生、今度は大阪府内での転校でしたが、僕は痛感しました。「転校に距離は関係ない」のだと。転校、学校が変わる。それが全てが、それが、それだけが、嫌だったのです。

以上が僕の転校遍歴なわけですが、ここで重要なのは、「どちらの転校も夏休みを挟んだものだった」ということです。

夏休み明け

夏休みが明けて全校生徒が一堂に会する二学期の始業式で、「〇〇から来ました〇〇です!よろしくお願いします!」と声高らかに挨拶することを強要されるわけです。朝礼台の上にひとり立たされ、顔も名前も知らない数百人を前にして、挨拶しなければならなかったのです。仕方のないことだとは思いますし、今もそうなのかは分かりませんが、あれは中々にキツいものがありました。今やれと言われても嫌です。

始業式が終わり教室に入ると再び挨拶することを求められます。漫画とかアニメでよくあるやつです。

始業式より目の前の人数は減るものの、自分に浴びせられる好奇の眼差しの度合いは始業式の比ではありません。

一時間目の授業が終わるや否や、クラスメイトになったばかりの人たちが僕の机を囲み出し矢継ぎ早に、まるで尋問のように質問を浴びせます。人見知りであがり症という、転校生にとっての二重苦を背負っていた当時の僕は、しどろもどろにしか答えることが出来ません。

「あれ?こいつおもしろないぞ」クラスメイトの落胆したような顔顔顔。

辛かったなぁ( ´ ▽ ` )

クラスメイトのがっかり顔を一新に浴び、早くも肩身が狭くなりはじめた僕に、救いの神が舞い降ります。それは、「体育の時間」です。

さてここからがようやく本題です。

選ばれしリレー選手

今でもはっきりと覚えていますが、転校した二校とも二学期最初の体育の時間で行われたのは、「運動会の全校生徒クラス対抗リレーの選手決め」でした。

全校生徒クラス対抗リレー。各学年、各クラスから選ばれた上位数名の生徒のみが出場することを許される運動会における最大の花形。一年生から二年生、二年生から三年生へ、、順に託されるバトンを片手に握り生徒の想いを一身に浴びて懸命に走る選手の姿は、まさにヒーローそのものだと言える。

ヒーローもとい、リレーの選手決めはいたって簡単で、クラスを男子と女子に分けてそれぞれを一斉に走らせるというものでした。違う方法もあるかもしれませんが、僕が通った小学校は全てこの方法でした。

そして転校生はヒーローに

そんなわけで僕は、このリレーの選手決めであっさりとクラスの男子の中で1位もしくは2位という好成績を収め、リレーの選手になったのです。

パッと出の転校生がリレーの選手になればクラス全員の見る目も変わります。冴えない人見知りの転校生は一躍、ヒーローです。

「なんだよこいつすげぇじゃん」。

クラスメイトの興奮した顔顔顔。

足が速くて良かった。小学三年生と小学五年生の僕は、心からそう思ったことでしょう。

転校先で友達ができたのは足が速かったおかげ。なんら過言ではありません。人見知りで内気で恥ずかしがり屋だった当時の僕には足の速さしかなかったのです。

忘れてしまった得意なこと

自分が足が速いと思わなくなったのはいつからだろう?

小学校を卒業して中学校に進学すると、自分よりも足が速いやつが何人も現れました。高校に上がればさらにもっと。
そうやっていつしか、僕は足が速かったことを忘れてしまったのです。

「そういえば昔、僕は足が速かった」それを思い出し、そしてこの記事を書こうと思ったのは、

久しぶりにこの曲を聴いたからです。

才悩人応援歌
カテゴリ: J-Pop

BUMP OF CHICKENの才悩人応援歌

始まりの一節は

得意な事があった事 今じゃもう忘れてるのは
それを自分より 得意な誰かが居たから

続けて藤原基央は歌う

僕が歌う 僕のための ラララ
君が歌う 君のための ラララ
いつか 大きな声 唯一人のための唄 ラララ

別にいまは得意でなくてもいいです。それで飯食ってるわけじゃなくてもいい。

ただ、たまには自分が得意だったことを思い出してあげるのも大事なのかもしれません。